3218 頑張る友
2016/11/28
おはようございます。
地元にはいろんなヤツがおる(三河弁=いるという意)というお話。おヒマな人限定です。
私、東京都武蔵野市生まれ。小中高の12年間愛知県。卒業後、流浪の民、現在に至る。
東京時代の幼なじみ。FAで検索するも誰ひとりとして消息不明。愛知12年の友達、本気で探せば8割以上は見つかる。流浪時代の仲間、1割くらい音信あり。
この差は、明らかに持ち家率。東京の仲間は、私を含め、そのほとんどが借家住まい。一回ならともかく、二回引っ越したら、海に落とした針。携帯電話のない時代、行方は永久に不明。
愛知の民。先祖代々の実家を訪ねれば、何処で何して、何処に住んでるか詳細に教えてくれる。昨夜は、そんな友のひとりが私の実家に訪ね来た。
地元のFBFに共通の友が複数いるので、ぼかして書きます。
友は4年前に家業を廃業。設備投資のため、一時は1億円の負債を抱えたが事業は順調で、それはすでに返済。不況と、政府の税率、及び法改正により家業継続を断念、廃業を決めましたが、建造物等の整理に5000万円を借金。なんと、その負債を、夫婦で頑張って、ようやく返済できたと、晴れ晴れした表情でやって来た。
驚くべきは、その期間、わずか4年。本人はラッキーが重なったと言ってたけど、投資とかではなく、基本は労働収入。働いて稼いだ。過労で何度かぶっ倒れて、病院にも運ばれたそうだが、たいしたもんだ。
「本当は5年で返済する計画が、なんとか4年で返済できたもんで、また昔のペースで生活しようと思う。今まで不義理したけど、また何かあったら誘ってくれ」という嬉しい報告。
他にも数人いるけど、報告は次回。
みんな頑張ってるなぁ、仲間たち。
地元にはいろんなヤツがおる2。
今夜もまた、地元のツレがやって来た。
ひとり娘が東京六大学を出て、昨年、郵政に就職。本当は東京に残って働きたかったそうだが、郵政の給料では東京暮らしはムリとのことで地元にUターン。実家から職場に通う。
このシーズン、郵政恒例の年賀状販売ノルマがあるそうで、250枚ほど協力し、届けに来てくれた。
ここから先の情報で地元FBFには、どこの誰だかわかってしまうが、彼は特別養護学校(特別支援学校)の教諭。小中高全学年生徒数420人強は、他県に類を見ない大所帯。私も見学に訪ねたことがある。苦労話しは切りがない。
歓談中、彼のスマホが鳴る。スマホ初心者なのだろう、巧く操作ができない様子でぎこちない。
「なに〜、うっそ〜、マジか!親は?なに〜、連絡つかん?わかった。んじゃ今から行く。30分はかかるぞ!とにかく、親に連絡しといて〜」
生徒のひとりが愛知県警刈谷署に補導された。先生ご苦労さんだ。
「おい、時間外労働だろ!残業手当とかつくのか?」
「バ〜カ、そんなもんつくわきゃね〜だろ」
「んじゃ、オメ〜、ブラックじゃねえか!」
「ブラックって言われりゃ、ブラックなんてもんじゃねえ、超ブラックだがや」
「労働基準局に訴えろ!」
「おめ〜今日なんてよ、先週の土日に文化祭だったから、ホントは振り替え休日なんだぞ」
「んじゃ休日出勤じゃん、手当て出るのか?」
「わきゃねぇだろ、んなもん」
「おまえ、よぉやるなぁ」
「おまえ、はよ政治家なってなんとかしてくれ!」
「まあ、ウラで安藤総理やってるけど、五輪と豊洲問題が終わってからな」
「チッ、しょうがねぇから行ってくるw」
年中、ジャージ姿の男は2杯目の紅茶に手をつけずに去った。
みんな頑張ってるなぁ〜。