4829 五輪選考利権レース
2/23/16
この時期になると、必ず起こる、女子マラソンの五輪出場選手の選考問題。
ヒルオビで取り上げて、希薄な決定材料の曖昧さに、結果として陸連が最大の悪に仕立てあげられました。
どの時代も、スポーツマスコミの結論はひとつ。
「アメリカのように、一発選考はできないものか・・・?」
お答えします。「できません」。
かつては国内選考会が5箇所くらいありましたが、現在は、東京と北海道がなくなったみたいですね。
それでも複数回。では、何故、一発選考が出来ないのか?
利権です。
人気の女子マラソン、女子選手が走れば、動くのは参道のファンだけではありません。
それによって利を得る者がワンサカいるということです。
まず主催者、イベント屋、電博以下代理店、パンフの紙、印刷屋さん、交通会社、飲食宿泊施設、高視聴率で、多大な広告料を得るテレビ局、同じく売り上げに反映するスポーツ新聞及びスポーツマスコミ全体、シューズ及びスポーツメーカー、選手の所属チームのご祝儀株及び選手の広告効果、放映権料でガッポガッポの陸連、競技場の使用料、経済効果は一選考会で10〜20億円と言われています。
実質2〜3時間のヨーイドンで、これだけの巨額が動くのですから、そら、やめられませんわ。
つまり、一発選考会にされて、一番困るのは、そうです、電博とテレビ局。
こんな濡れ手アワ商法、そんなにないですもんね。
ヒルオビさんは、そこんとこ、付け加えて欲しかった。
まあ、それを口に出したコメンテーターは、間違いなく、明日から、席ないと思いますけどね〜。
だけど、陸連の不透明な選考方法は厳しく追及しないと。