少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1983 ラグビー日本代表100年の壁

厳しいことを言うが、やはりまだまだ100年の壁は1センチくらいしか縮んでいないと深く感じた、昨11/02のラグビー日本代表VSオールブラックスニュージーランド代表)。ちょうちんマスコミは「光明」だとか「希望」だとか書きますが、ラグビーを少しでも知ってる人から見たら、オールブラックスに日本が勝利できるのは100年先にできるかどうか・・・という感じ。現状なら100年先も無理、と考えるのが妥当でしょう。


わかりやすく言えば、たとえばタイとかマレーシアの野球チームが、メジャーリーグに挑むようなもの。昨日はPG2本で6点は取りましたが、ノートライとは野球でいえば完封でノーヒットノーランと同じ。エラーと四死球で打者を二人、出塁させただけのこと。マスコミが騒ぐなら、むしろ2019年の日本開催のW杯に向けて、何も準備が出来ていない日本代表及び、ラグビー協会への苦言と提言であるべき。幻のトライに・・・「光明」とか「惜しい」などと、マスコミが甘やかすにもほどがある。


まあ、日本代表32人中、7人はバテレンプレーヤー。いってみれば、他の強豪国では代表になれなかった面々が日本に来て代表になっているのだから、強豪国に勝つことは物理的に無理。「柔よく剛を制す」がスポーツの醍醐味というのが、安藤総理の持論ですが、ラグビーは格闘球技、その性質故、体格差、体力差は歴然で、逆立ちしても叶いません。野球でリトルリーグ日本一と今季最下位のヤクルトが試合したって結果は明白でしょ。だからと言ってさ、リトルリーグの選手を責める気にもならないけど、自ら進んで同じ土俵に上がったんだから、も少し何とかしろ、入場料3000円の一割でいいから、観客に還元しろって言われても仕方ないだろうね。「よくやった」とは絶対に言いません。


ーーーーー以下ネット記事から転載ーーーーー

日本 幻トライに光明 オールブラックスに完敗も歴代最少得点差

スポニチアネックス 11月3日(日)7時1分配信


 ◇リポビタンDチャレンジカップ2013 日本代表6―54ニュージーランド代表(2013年11月2日 秩父宮

 ラグビーの日本代表は2日、「リポビタンDチャレンジカップ2013」でニュージーランド代表と対戦し、6―54で敗れた。世界ランキング1位の最強国とは5度目の対戦で、54失点、48得点差はいずれも最少だったが、ノートライに終わったのは87年の初対戦以来2度目。2年後のW杯イングランド大会へ向けて、手応えと課題を残す結果となった。

 勝負は決していた。それでも1トライが欲しかった。攻め続けて迎えた後半41分、展開から最後はWTB福岡がインゴール左隅にボールをグラウンドする。同時に相手主将マコウにタックルを食らい、体はタッチラインの外に転がった。トライか否か。ビデオ判定。1分後、左足がライン外に出たのが先と判定されると、2万454人の観衆からため息が漏れた。

 「みんながつないでくれたが取り切れなかった。(判定中は)祈っていた。あの場面で取り切れる選手にならないと」。右まぶたを5針縫った表情に悔しさがにじんだ。

 爆発的なスピードを買われ、歴史的勝利を挙げた6月のウェールズ戦に続いて先発。前半3分には、自陣ゴールラインまで10メートルの位置で、爆走するマコウをタックルで押し出すファインプレーも見せた。15年イングランド、日本開催の19年W杯ではフィニッシャーとして期待される福岡は「20代前半でニュージーランドとやれたのは、貴重な財産になる」。世界の舞台で通用するスピードは、ジャパンにとっても光明となった。

 オールブラックス戦の歴史は、日本にとって屈辱の歴史でもある。95年のW杯では、今もワースト記録として残る145失点。11年W杯でも完敗したが、2年を経て確実に進歩した。それでも前半22分に2本目のPG成功で6―7と肉薄しながら、その後は決定機をつくる前にマイボールを奪われ続けた。スコット・ワイズマンテル・ヘッドコーチ代行も「最初の20分は良かった。課題はボールキャリアーが高く、2人目のサポートが遅いこと」と総評した。

 日本代表は3日に欧州遠征へ出発し、スコットランド代表などと4試合を戦う。広瀬主将は「やっていることに間違いはない。自分たちを信じてハードワークを続けたい」と話した。15年W杯まで2年。世界の強豪と肩を並べるまで歩み続ける。

 ▼プロップ畠山(後半のスクラム劣勢について)途中でレフェリーに「高さを相手に合わせてくれ」と言われた。日本は同じ条件では勝てないから低く組もうとしたが…。高さを上げないと反則の恐れがあった。

 ▼No・8ホラニ 自分たちのミスが多く、簡単にボールを渡してしまった。オールブラックスはブレークダウン(タックル後の密集)への寄りが速く、倒れたと思ったらボールに絡まれていた。

 ▼SH田中 密集からの球出しが遅かった。最後の攻撃など通用する部分もある。その時間をどれだけ長くできるかが課題と思う。


ーーーーー以上ーーーーー


このスポーツは体格差のハンデがあり過ぎのスポーツです。
20年前のジャパンと比較したら、本当にいまの選手たちのフィットネスはもの凄い勢いで進化を感じます。フィールドよりリングに立たせたい感じですね。
しかし、残念なことに、ウエイトトレーニングでは身長とリーチは進化しません。代表クラスは倒れながらも、相手の足首に手の平が届くだけでもタックルが成立します。ラグビーはかなり大ざっぱなスポーツに見えますが、野球がミリ単位なら、ラグビーはセンチ単位のスポーツです。100年後、日本人の体形が欧米人と同じになったら、ようやく、オールブラックスのかかとに、手が届くことでしょう。


昨11/02の、ノーサイド直前の素人動画。
時間のある方は3分見てください。雰囲気だけは伝わると思います。

女子バレーじゃないので、恥ずかしいから「ニッポン チャチャチャ」だけはやめて〜。
このシーン、ゴール最前線で見ていましたが、やっぱり、野球もそうですが、ディフェンスのいいチームは強いし、見ていて気持ちがいい。ノーミスはプロの仕事。本当にそう感じました。兎を捕らえる全力の獅子。それが世界最高峰のオールブラックス。ナマで見れてよかった。入場料3000円は日本代表への期待料ではなくオールブラックスの目撃料でした。