12/15/20
唐突ですが昨日、「わが家は楽し」という昭和スリップツアーに参加して参りました。(与太話です。お暇な人限定です)
都内の古民家です。昭和スタイルの貸衣装で格子戸をくぐり抜けた瞬間からチェックインです。
「ただいま〜」
「おかえりなさいませ」
擬似女房がコートを脱がせてくれます。
「あなた、食事になさいます。それともお風呂が先?」
「そうだなぁ、腹も減ってるし、先にメシにしようかな!」
「今夜はスキヤキよ!」と嬉しそうに擬似女房。
食事はオプションで選べます。冬のスタンダードはスキヤキか寄せ鍋。追加で刺身とかも頼めます。飲み物はオプションで自分はサッポロ瓶ビール1本とお銚子2本を頼み、擬似女房と晩酌、2人の子役には先方のリクエストでジュースを。すでにスタッフが用意してくれています。食事時間は2時間です。
食後はお風呂タイムです。
写真は子と入浴ですが、児童福祉法に抵触するため、ひとりで浸かります。
風呂あがりにビールと簡単なつまみが出ます。
「こどもたちは?」
「あした小学校の遠足だからもう寝ましたよ」
「ほう、どこへ行くんだい?」
「あなたはどこへ行ったの?」
「私かい!わたしの時は中京競馬場とか、・・・」
擬似女房との昭和昔話は1時間。(追加料金を払えば延長可能)
「じゃあ、そろそろ寝ようとするか」が終了の合図。
「じゃあ、わたし、お布団を敷いてきますね」
ここで擬似女房は終了。
その後、居間で小津安二郎の昭和映画(DVD)を見放題。
飲み物は持ち込み可能。つまみもオッケーのフリータイム。
ただしスマホの持ち込みはNG。
3本観て、畳部屋で布団で寝る。
翌朝6時。トントントンと台所からネギを刻む音、コトコトと米を炊く音が〜(これ録音です)
7時には昨夜と違う擬似女房が
「あなた、おはようございます。夕べは眠れましたか?なんかうなされていましたよ。心配ごとでもありますの?家のことは私に任せて、安心してお仕事頑張ってくださいね」
朝食は炊き立てご飯に、しらすと焼き魚。豆腐と揚げの味噌汁。納豆にだし巻き卵、焼き海苔と梅干し。おかわり自由。オプションでビール。
これで5万円(税込み)は安い。ゴーツーは使えません。
私が利用したのは古民家バージョンですが、ほかに団地バージョン、豪邸バージョンがあります。
と、こんな商売を思いついたのですが、参加してくれる哀しきおっさんはいるでしょうか?