5391 神様の飴と鞭
1/27/19(3297 大同病院の奇跡 と被り)
FBFの皆さま、さわやかな朝におはようございます。
冷蔵庫代わりの窓辺でキンキンに冷やした缶コーシーをいただく有難き幸せ、ですが、フタを開けれない。足腰だけでなく、握力も低下。安城の老母89歳の気持ちがよくわかりました。今回の入院は神様が与えてくれた老後への予行演習と、長寿のための健康管理だったわけで、感謝の至りです。
されど、事実だから書きます。
下膳と尿瓶の片付けは相変わらずナースコールです。昨日は見知らぬナースが登場しました。新人ではなさそうな年齢です。
「はじめまして。別の病棟からヘルプに来ました」
ああ、なるほど、そう言うことね!
インフル蔓延で、患者は当然として職員、リハビリ師、ナースにも感染者続出で人員不足。もし、当方に感染したら転院もできなくなる。恐怖です。
それと同室対面のお爺さん。肺の病気。寝ている時はいいのですが、食事時はナースが無理矢理起こして「食え食え」と急かす。ナースの仕事だから仕方ないとして、そのお爺さんの咳とタンが半端ない。気の毒だけど、食器のフタを開けて食べる気になれない。日に3度は恐怖との戦い。実は給食の質よりも深刻な問題。
実は30年近く前、アキレス腱を断裂した際に入院した高田馬場の病院で、味噌汁の中からゴキが出てきたことがあります。それを凌駕する給食でないと驚きません。
その病院は冷暖房もなく、手術後(9月初旬の残暑)は廊下で、一晩中、母親にうちわで扇いでもらいました。しかも神田川沿いで、網戸もなく、蚊も来るし。そこに比べたら、ここは冷暖房完備なので天国です。
その病院は、僕が入院中に自殺者(患者さん)が出たり、隣のベッドの気さくな酒屋のオヤジさんは一時帰宅の際に、自宅の階段から滑り落ちて死んでしまったり、奇妙な事件が相次ぎました。
いやらしい話ですが、日刊ゲンダイの記者時代で独身でした。今から思うと幻のようですが、7人くらいの女性が見舞いに来てくれて、中には洗濯までしてくれる子もいました。みなさん、一回こっきりの見舞いではなく、複数回来てくれるのですが、当時の私はオフホワイトのシーズンで内心はビクビクしていたのですが、1カ月の入院生活で、一度もバッティングせずに切り抜けました。これは奇跡です。携帯電話もない時代で、こちらから時間調整もできない時代ですからね。
そんな逆境を運だけで乗り越えたもんですからね、世の中チョロいと勘違いしたハナタレの成れの果てが、現在のアタシです。
神さまは公平に飴と鞭を用意してくれています。
本日もついてる 感謝してます。