少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

606 上海再来2

午後2時過ぎ、僕はこの街に別れを告げるため「G」を出た。
まずは散髪だ。過去一回だけ行ったことのある散髪屋に行く。なかなか可愛い彼女が散髪してくれたから下心がうずめいた。料金は15元(約200円)。ところが今日は彼女がいない、男の散髪屋はイヤだ。仕方がないので他の彼女の散髪屋に行く。料金は20元(約260円)。ん〜少しボラれたか。僕が行く広州の散髪屋は5元(70円)だ。そして、件の公衆浴場へ。
まずは熱めおシャワーを浴びる。件のふりちんの垢スリ三助が「湯舟(垢風呂)に入って身体を温めろ」とアイコンタクトしてきたが「いや俺はいい」と目でスル―した。
そして、浴室内の簡易ベッドに横たわる。以前、三助のふりちん肉棒の先っちょが、僕の二の腕にしなやかに触れる、という苦い経験があるので、いささかの緊張が走った。
いざ、スペシャリストの垢スリが始まる。「安藤さん、少し日焼けしましたね」と昨日、N料理長に言われるほど広州の太陽は僕を照りつけ、その分溜まった垢が塊となって、僕の身体から搾り出されていく。カ・イ・カ・ン。そしてその快感に、スペシャリストの棒の先端部分が僕の身体をかすめることも忘れ去る。嗚呼・・・。
わずか5分程度の出来事だが、これがたまらん。しかし、この三助の給料はいったいいくらなんだろう。いつか聞いてみたい、と心から思っている。一人5分で料金は10元(130円)だからマックス1時間で12人。つまり時給120元(1560円)は間違いなく高給取り。1日8時間労働として960元、10時間やれば1200元のシノギ。毎日やれば月3万6000元。上海のサラリーマンの平均給与が月3500元だから、10倍以上の超エリートなサラリー。しかも、ふりちんだから衣装も靴も腕時計もいらない。商売道具はヘチマタワシこれひとつだから、元手もかからない。しかも風呂代もタダということで生活費にガス代もいらない。もしかして究極のビジネス?かも知れない・・・、ど〜する?(つづく)