少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1958 ンじゃ、誰の責任か?

前回からの続きです。
死者1万5000人以上、行方不明者2600名以上、現在もなお、自宅に戻れない避難者29万人以上・・・現実として被害者が存在します。
被害者が存在するということは、間違いなく加害者が存在します。
最大の加害者は「地震」と「津波」、相手は自然です。
地震津波で家が流され、住む場所が無くなった被害者の方が多数います。


その一方で、家屋も家財も無事だったのに、自宅には立ち入り禁止、さらに、生業としてこれまでの生活、今後の将来の生活を支えるべく、職業、すなわち、農林水産を中心とした第一次産業の方々は、放射能汚染による直接被害、及び風評被害で、その将来のすべてを奪われた、多くの被害者の方々が実際に存在します。


その責任の所在はどこにある?
誰だ?  
「東電でしょ!」


違うというのか?


投稿してくださった「電力会社社員」さまが「東電」の社員かどうかは、断定できません。されど、今回に限っては、流れから「東電」を対象にして書きます。


投稿者さまは「自分たちは電力供給のために一生懸命仕事をしています」と書いていますが、それは「当たり前」のことで、福島の農林水産業をはじめとする、ほとんどすべての方は生活のために、それぞれの職務に対し、真剣に、一生懸命取り組んでいます。だから、そんなことを書かれても「同情」する気にはなりません。


奇しくも黒い祭典の決定日に合わせて、菅無能総理と東電幹部の原発事故訴訟問題は「不起訴」。その理由は「高さ10メートルの津波は何人にも想定できなかったから」というもの。
バカも休み休み言え・・・だ。
その後の「虚偽報告」「隠ぺい」「補償」「事故処理」「汚水垂れ流し」その他に至るすべてが「犯罪行為」ではないのか?
それ以前に「電力独占」で甘い汁を吸いたいだけ吸ってきた奴らだよ。
今さら「電力会社の社員だって一生懸命云々。同僚が自殺した云々」では、通らないでしょ。


私は直接の被害者ではありません。単なるお気楽な代弁者にすぎません。
投稿してくださった「電力会社社員」さま。福島の仮設被災者住宅に直接行かれて「僕たちだけの責任じゃありません」と言えますか?
だったら、現場に行って、被害者の方々や、生きている家畜を殺処分しなければならなかった畜産農家の方々を納得させてみてください。
もし、あなたが今もなお、「東電」の社員として、苦しむ被災者を後目(しりめ)に、東電からのうのうと給料をもらって生活しているなら、それは被災者の涙を、米やおかずに変えているだけなのですよ。ましてやサッカー見ながらビールなんか飲んでいないでしょうね。
東電の原発処理の不備で自宅に戻れない人々が数万人もいるのですよ。
もし、あなたが東電の社員なら、もっと真剣に何が悪いのか、何が悪かったのか、コメントください。そして、そんなブラック企業は「辞めてください」。まだまだ保有財産があるのに、政府の勧告を丸無視して、自社の保身最優先で被害者の補償など「そんなのカンケーねえ」という会社の一員であることに、恥を知ってほしい・・・そう感じます。


社員さま・・・あなたに対して個人的な恨みはまったくございません。きつい表現をお許し願いたいですが、これでもまだ、直接の被害者の方からみれば、優しい言い方だと思います。
貴重なご意見をいただいたことに対しては、心より感謝いたしますが、意図的な虚偽報告や隠ぺいで日本のみならず、世界を欺いた「東電」という会社を許すわけにはいきません。