少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2154 3・11暗雲


震災から3年目が経ち、より明確にわかったこと。
それは、この国の行政が、被災地を完全に見捨てた・・・ということ。


昼から、NHKも民放も特番を繰り返し、各局、目立ちたがり屋なキャスターどもが、知ったか面で被災地からナマ中継。
気まぐれと、スケジュールの合間に「顔見せ訪問」する全国区有名キャスター連中のパフォーマンス合戦の場と化した被災地からのナマ中継でござる、だと。
そんな連中より、日ごろから常に被災者と向き合っている、地元の民放キャスターに任せた方がより真実が伝わってくるはずなのに。


中央のキャスターから「最後にひとこと」と回されたマイクを握り締め、地元の女性民放キャスターが真剣に訴えた。
「私は、仮設住宅の年配の女性が言った一言が印象的でした。『東京オリンピック・・・素直によろこべねえ・・・。こっちは、まだな〜んも、終わち”ゃいねえ。ヒドも資材もお金もぜ〜んぶ、東京さ、いっち”まって、おらたちのとこさ、な〜んも、かわんねえべや・・・』と。とても考えさせられる言葉だと思いました・・・」


バカ舛添東京都知事のオ・モ・テ・ナ・シ・・・で復興予算もうやむやのうちに五輪に垂れ流し・・・ってか。まあ、これのA級戦犯石原慎太郎猪瀬直樹の2人に尽きるが、本日の日刊ゲンダイ終面に「東北復興の裏で、おぞましい東京五輪の実態」とかいうタイトルで出ている。読んでませんが、つまりはそういうこと。
利権獲得のために巨額の裏金が、本当に信じられない額が飛び交い、五輪用の税金のぶんどり合戦。東北の復興事業? そんなのカンケーねえ! ゼネコンだってビジネスだから、単純に「オイシイ」方に集中する。
どっちの「汁」が甘いかなんて、小学生でもわかること。しかも放射能被爆地帯に好んで行く道理もない。


政府がアホだから、ピンハネピンハネを重ねて、末端の日雇い人夫は格安の素人集団。福島原発も、被災地復興も、計画通り・・・なんて夢のまた夢。


本日の大震災追悼式。天皇陛下のお言葉。


「いまだに自らの家に帰還する見通しが立っていない人々が多いことを思うと心が痛みます。長きにわたって国民皆が心をひとつにして寄り添っていくことが大切と思います」


国民皆が心をひとつに
国民皆が心をひとつに
国民皆が心をひとつに


天皇陛下に先立ち、安倍ちゃんが言った。
「復興を更に加速し、被災者の方々が一日も早く普通の生活に戻られるようにすることが、犠牲者の御霊(みたま)に報いるみちです」


一日も早く普通の生活に・・・


なんとも軽薄で白々しい社交辞令・・・
震災からすでに3年、1095日、26280時間・・・。
言ってることと、やってるギャップに恥を知れ・・・。
東京五輪で浮かれてる場合ではない。
マスコミも政府に都合のいい、ちょうちん報道ばっかしやがって。


この未曾有の国家危機に際しても、売名政治家、既得権官僚、無策無責任行政を「鬼畜」と呼ばずして何と呼ぼうか。
もっと怒れ、東北人。遠慮は無用、生きるか死ぬかだ。
バカどものために、人生を犠牲にしてはいけないと、心からそう思う。


今日が終われば明日がくる。
東北のあの時間(震災)が遠ざかり、東京の狂気の時刻(五輪)が迫りくる。
オオテナシの滝川クリステル・・・嫌いになりました。