少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2796 南海ホークス哀愁

10/4-17

私はね、少しだけ泣いただよ。
本当に、泣いただよ、少しだけ。

かつてはここに大阪球場があっただよ。そうこの地に。
今では遺跡扱いだけど、南海ホークスがこの世の中から昇天されて、来年で30年。

たまたま、ここを掃除してたおばちゃんに聞く「南海ホークスって知ってる?」「さあ、南海電車ことですか?」

「ここは江夏の21球の舞台ですよ」野球辞典河合さんが言う。
「えっ?だってあれは近鉄戦。日生球場でしょ?」
「ところが観客席の数が日本シリーズ規定に満たなくて、特別ルールで南海の本拠地、大阪球場を使ったのです」
「いや〜知らんかった〜」

最期の大阪球場。私は志願して東京から大阪に取材に行きました。

関西のすごい熱気&興奮とは全く裏腹に、東京と名古屋の中日スポーツの取り扱いは小さく「あ、そうですか」程度。

ホークスミュージアムなるものが、小さなガラスの中にある。

それでも貴重なペナントが飾られ、セキュリティもクソもない。
そして、日本シリーズで巨人を4タテと黄金時代築いたホークスの立役者・野村克也の名前は、このミュージアムのどこを探しても一切掲載されていない。

犯罪者ではない、世間的には功労者の野村克也なれど、サッチー問題が原因で球団と対立。

なんとしても、球団史から永久追放したいのだ、と河合さんが説明する。

私はここで少し泣く。
そして、このミュージアムの中途半端な扱いは、南海電鉄本社そのものが南海ホークスという野球チームを所有したという事実を社史から抹消したいのだ、とも聞いた。
あぶさんも、ドカベンも聞いたら泣くだろう。

それだけではない。ブレーブス阪急電鉄の社史から、バファローズ近鉄電鉄の歴史から抹消されたい旨も聞いた。

その証拠に、西宮球場日生球場大阪球場同様に、跡形も痕跡も記念碑も無い。

墓標なき墓場。

多くの見知らぬ人々が、プレーヤーたちの聖地を何の尊厳も敬意もなく土足でなじる。

歴史という埋没遺産への冒涜。泣かずにいられようか。

コメント

金沢さん     「自分は今でも近鉄バッファローズファンです。FBFで近鉄サイトがあって沢山の友達が出来ました。彼らが良く言っているのが球場跡地には申し訳程度の物があるだかけでミュージアムとかも無く会社としての近鉄に怒っている方が多いです。南海もしかりですかね?」

原さん          「このミュージアムは、今のソフトバンクとは無縁なんですね。九州出身の爺としては、ホークスはどうもなじめない。ホークスといえば南海です。鶴岡監督はじめ野村、杉浦、広瀬そして門田、えもやんもいましたか!ホークス来福のころには、東京でサラリーマンですからね。博多といえばライオンズ。平和台にはよく行きました。天神、中洲にも近いので、ライオンズ勝ってると中洲の飲み屋から平和台へ。3回くらいから観客増える、平和台ならではの現象がありました。もちろん、試合が終われば、元居た店に帰って反省会(笑)ライオンズが所沢に買われていき、ホークスが博多に来た頃は、それでも西武応援ファンと新生ホークスファンが拮抗していましたが、博多ホークス初優勝あたりから均衡が崩れだし、今では博多の人々は元が南海だったなんて知らない人がほとんどで、ねっから博多ホークスだったような雰囲気です。その平和台も遺跡、鴻臚館発掘で取り壊し、金やんとの遺恨試合で、機動隊出動、試合終了後2時間ロッテ平和台から出られず、なんて思いでもかなたです。その時、ネット越しにコーラ瓶ロッテベンチに投げました(笑)中西伝説の160m弾の記念碑昔あったような気がしたんだけど。今度帰省の際に、平和台周辺を痕跡探索してみます。ところで、関西電鉄各社は野球の記憶を抹殺しようとしているようですが、気に入らないのが西武。いいとこどりで、西鉄ライオンズ栄光の対ジャイアンツ3連覇が燦然と輝いているので、球団史は西鉄ライオンズから継続して今となっているようです。博多といえばライオンズ、の自分としては、黒い霧がなければ、ロッキード事件がなければと思います。噂レベルですが、ライオンズの買収劇、ANAが九州拡販のため、ライオンズを買って「九州ライオンズ」で話がまとまりかけていたという話を聞いたことがあります。しかし、折からのロッキード事件でとん挫して、西武に結局買われたとのことですが、安藤さん、何かご存知でしょうか」

安藤総理      「 原さん、貴重な体験談ありがとうございます。球場は野球をやる場所だけではないのですね〜」

2795 難波紀行

10/3-17

大阪でのミッションは、なんとつけネイル。
オトコには全くわからん分野。
でも、なぜか取引は野郎同士の怪。
2〜3時間で終わる予定が5時間でも足らずto be continue。

その後、新大阪から御堂筋線で難波に移動。

広州のビジネスパートナー丁さん、リュウさんと3人。

道頓堀川、心斎橋、食い倒れ、人人人の海。超苦手な雑踏。ほぼ中国人観光客。

焼肉、金龍ラーメン、たこ焼きの三種の神食を食らう、美味し。

安宿、江坂パークホテル5500円に戻り、0時就寝。

明日の早朝ミーティングで今回のハードミッション完了です。

2794 服部珈琲工房/出雲紀行6

10/2 松江駅の服部珈琲工房でサンドイッチモーニング、珈琲もサンドイッチもマジでデラうま。

すごいよ。
これも先方の接待。

「安藤さん、珈琲お好きですか?」と女性社長。「はい大好きです」。「よろしければ、モーニングでも。と言っても、珈琲とサンドイッチしかないんですけど」「望むところです」。

う〜ん、私のプロフィを検索されたのかな?
で、本当に美味。「本当に美味しいですか?」と聞かれ「本当に美味しいです」と答えると、「東京で飲んでください」と店の自家焙煎珈琲豆を土産に。

惚れてまうやろ〜。
BGMはアナログレコードやん。カップもこだわりコペンハーゲン
右下写真は雨の10/3 バスで大阪へ移動。

バスが来るギリギリまで、テラスで珈琲すすりながら別れを惜しむ。

こういう人たちと末長く仕事ができればいいな〜とマジでね。

 

その後の追加記事

 

10/2 松江紀行。
介護機器製造会社の想定外の熱い接待。宍道湖湖畔の椅子座敷でゆるりと割烹御膳、最高に美味し。
さあ、今日はこれから出雲駅伝

全21校、明大は出ていないけど、今までにない親近感でテレビ観戦。

10/8 出雲駅伝
まさに一週間前にこの地を訪れましたが、出雲大社の商工会議所にわずか2枚のポスターが貼られたのみで地元の熱量を感じるに至らず。

日本の経済のごとく地味ではあるが、見届けたい。

2793 はまやらわ

9/28-17

きっかけは「はまやらわ」
小学生時代の帰路。
突然の雨に、建築中の新居に飛び込んだ。
新居と言っても、まだ柱と屋根と壁だけのスケルトン。
ろの列の発音が不自由な子が言った。
「これ、はまやらわだよね」

本当は「雨やどり」と言いたかったようだ。
しかし、罪なき勘違いは美しい。
「はまやらわ」が流行り、僕らはどんなに晴れていても「はまやらわ」に高じた。

建築中の家を誰かが見つけては「はまやらわ」するのだ。
学校指定の帰路は、川沿いの土手道。
すれ違うのは蛇と蛙と時々トカゲ。上空ではトンビがピーピー。
僕らは民家のある通りに帰路を無断変更した。

子供の好奇心はエスカレートする。
菓子を持ち込み、基地がわりにした。
そして寒い日には焚き火をした。
これがいけなかった。
ひとの家で焚き火はけしからんと、大人に叱られた。

「垣根の垣根の曲がり角」で焚き火するという歌を習った。
大人は勝手だ。
ろ列の不自由な子が言った。
「テッコンキンクリートの家なら燃えないのにな」

悪意のない勘違いは芸術だ。
彼のあだ名は
「はまやらわ」から「テッコンキンクリート」になった。

 

コメント    

トヨジさん   「そんな奴ぁ居らんだらぁ(爆)😆」

2792 神保町界隈

10/10-15

昔懐かしい神保町界隈での食事。

それだけです。

「AMI閉店」

 学生時代は仕送りもなく、アルバイト4つ掛け持ちの極貧生活を送っておりましたので、AMIなどというブルジョア高級店に行けるはずもなく、もっぱら味一280円中華丼のお世話に、給料日には、贅沢して、いもや、でした。
幸運にも、昨日は予約なしで入れました。

有名経済誌の美人編集者さんと、AMIさん、最後の晩餐。

「さぼうる」

 満腹にもかかわらず、つい注文してしまう、さぼうるのナポリとミックスサ、この日は二度目の、さぼうる、一度目はスポーツ関係の男の編集者。

そそくさと切り上げる。二度目はAMIさんの流れで、経済誌の美人編集者さんと。

ここではコーヒーでなく、ジュースをいただく。真ん中にイチゴジュースを挟み、二杯目のバナジュー。

何杯飲んでも美味い。

2791 14年の雲国際/入院119日

2014年10/10、横浜たそがれ病院に入院中の原稿です。

 

残念なお知らせ・・・
傷の具合が好転せず・・・というか、医師からは「振り出しに戻りましたね」と告げられ、本日午後から再手術。今日で入院29日目。今年のトータルで119日目。

手術後はギブス固定で完全に歩行禁止。
それよりも問題なのは、雲黒斎さまたちのキョーレツな臭気。

タオルの下は、鼻の穴に綿詰めてますが、この修行は息が詰まります。
原稿の締め切り、過ぎてしまった。空気が薄くて思うにはかどらない。

そろそろ担当さんから催促がくるころ。

 

10/10-16    NYにて

明日は、胃&大腸カメラ。んでもって胃腸洗浄。

この下剤4リットル、午前3時から3時間かけて飲み干せだってさ。

水責め。受けて立つしかなかろう〜!

 

その前夜の食事

 

本日、最後の晩餐、午後6時。これから検査のため18時間の絶食。

NJ、日本食フードコート&日本食品スーパー・MITUWA。大混雑。

胃カメラのため、食べていいのは、うどんだけだとさ。けど、カツ丼も喰ってやった。

両方で13ドル。

カツの肉は3倍くらいあったけど、クオリティは渋谷の立ち喰い並み。

2790 松江にて/出雲紀行5

10/1 松江紀行
実はビッグサイトでの医療機器見本市。中国組が松江の会社の設備機器を気に入る。

「では一度、松江の私どもの会社に来てください」との先方の(たぶん)社交辞令の翌々日、本当に松江まで行く。「まさか本当に来てくれるとは」(本当は迷惑だったかな?)と、先方社長の熱烈接待を受ける。これは想定外、嬉しい誤算。
商談まとまり仮契約。月末、中国雲南省昆明での中国医療機器見本市に出展が決まる。

二日間、深い打ち合わせと美食に与る。

 

10/2 松江駅の服部珈琲工房でサンドイッチモーニング、珈琲もサンドイッチもマジでデラうま。

すごいよ。
これも先方の接待。「安藤さん、珈琲お好きですか?」と女性社長。

「はい大好きです」。「よろしければ、モーニングでも。と言っても、珈琲とサンドイッチしかないんですけど」「望むところです」。う〜ん、私のプロフィを検索されたのかな?
で、本当に美味。「本当に美味しいですか?」と聞かれ「本当に美味しいです」と答えると、「東京で飲んでください」と店の自家焙煎珈琲豆を土産に。惚れてまうやろ〜。
BGMはアナログレコードやん。カップもこだわりコペンハーゲン

 

で、昼食には鰻重。福岡県柳川出身の会長の御用達店。東京と違い、蒸さずに炭で直火焼き。

超肉厚で旨し。これは量も凄いぞ。
夜は温泉旅館まで予約してくださった。

男は同室でいいのに「個室でゆっくり休んでください」と何故ここまでのご厚意。
宍道湖(しんじこ)湖畔の温泉に浸かり、なんという満足感。
写真右は宍道湖で採れたシジミのピザ、美味し。