少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

246  無類のトマト人間 

私は野菜が好きです。その中でも特にトマトが大好きです。どれくらい好きかと申すとこれくらい好きです。
どこの国だか覚えていませんが、収穫を祈願して街中のいたるところでトマトをぶつけ合うお祭りを毎年テレビで放映していますが、僕は一度でいいから、その祭りに参加して時速150キロの完熟トマトを顔面で受け止め、鼻っつらをへし折ってもらいたいのです。
もしくは、上野動物園でかどわかされたチビッコハウスの伊達直人(後のタイガーマスク)が虎の穴でコールタールのプールで泳がされる地獄の特訓を受けたように、僕も完熟トマトのプールで25メートルを泳いでみたい。そんなアホな話ですのでお忙しい方は早めにスルーを。
それにしても東京のトマトは高くて、とてもじゃないけど、リアルトマトは滅多に口にできません。しょうがないのでデルモンテカゴメトマトジュースを飲むのですが、これは値段で選びます。定価は知りませんが、通常は198円で販売されていますが、この値段では買いません。安売りで178円の時に大人買いするのです。ごくたまに138円なんて時があるので、その時はケース買いです。
余談ですが、ワールドカップ記念としてコーラの2リットルサイズが178円で売っていました。しかもマクドナルドでハンバーガーの引き替え券付きです。100円のハンバーガーが1個もれなくついてくるわけですから2リットルのコーラが78円という計算になります。コンビニでは500ミリのコーラが150円ですから、飲料の値段というものは、本当に不透明で解明不能です。
トマトジュースとて同じです。新安城のイト―ヨーカドーでは、件のトマトジュースが定価298円で売られています。月に一度の大特価でも238円です。安城と東京とはいえ同じ日本なのに、どうしてこうも違うのか。僕は先月、トマトジュースの入れ替え作業をしているヨーカドーの店員に「ちょっと高いんじゃないのか」と恫喝してみましたが、「さあ」と無視されました。
80歳の母親に至っては「トマトジュースと野菜ジュースとどっちがいいの?」と買い物に行く前に聞いてくれるので「トマトジュース」と答えるのですが、結局買ってくるのは野菜ジュースです。どちらか見分けがつきにくいのも理解できますが、私はトマトが好きなんだよ。
また、飲み屋で冷やしトマトを注文する輩がおりますが、これも理解不能です。冷蔵庫で冷やして、適当に切って塩をかけただけのトマトに350円だと。ボッタクリとはまさしくこのことです。家で食え家で。
本日7月4日。パソコンをやりに豊明市の古橋邸におじゃましました。
「おれ、トマト、あんまり好きじゃないんだけど、あれ見てくれよ」と古橋が指さした先に見えるのが、たわわに実のったトマトの木。青いトマトと半熟トマト。「あれ茂ぎとって食っていいか?」という僕に「好きなだけ食ってくれ」と古橋。無類のトマト好きを自称する僕だが、茂ぎたては生まれて初めての経験。
家に入るとH美婦人が茂ぎたての赤いやつを氷で冷やしていたので、そいつもいただく。美味い。「雨が降ると、トマトは実が破れちゃって商品にならないのよね」と実家が青果店のH美婦人。実が破れたトマトは件のジュースになるとか・・・。
それにしても毎日、茂ぎたてのトマトを好き放題食えるとは楽園だなここは。通うしかない。
ところでトマトは野菜か果物か?青果店のH美婦人に聞いた。「トマトは野菜で〜す」と明るい返事が返ってきたが、答えは「ブ〜」です。
僕の聞いた話では野菜の提議は芋や大根、人参ごぼうのように土の中に埋まっている、もしくはキャベツやレタスのように直接土から出ているもの(土の中に単体の根っこがあるもの)で、果物の提議はさくらんぼやバナナのように木からなるもの、あるいは苺やスイカのように複合体の根から地上で育つものだそうだ。
となれば、トマトは完全におフルーツ。正解はどっちだ。