少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

264  広州にて2

昨日の続きです。
どうにかこうにか笹塚発5時43分発に乗りましたが、この時間に九段下で人身事故発生、新宿より先、全線ストップの車内放送があり。飛び込んだ人には気の毒ですが、僕はぎりぎりセーフ。毎日100人を超える自殺者は減りません。人口比率でいくと日本が世界一の自殺大国だとか。アフリカではエイズと飢餓で10歳まで生存できる子供は5人に1人だというのに。究極の正直者・菅総理は「幸せは個人の価値観だから人それぞれ違うから個人で見つけてもらいたいが、最低限でも不幸な人がいない社会にしたい」と所信表明したけど、本当にそういう社会を作ってもらいたい。
人間生きてさえいれば何とかなる。かと言って自殺に追い詰められた人を責めることはできない。生きてさえいればなんとかなる・・・などと言えるのは、なんとかなる人間だけなのだから。
そんなことを思いながら、羽田までの高速バスに乗る。P−カンの首都高にバスを遮る渋滞はない。東京スカイツリーも見たけれど、やっぱ首都高から見る東京タワーの方が100倍カッコええわ。レインボーブリッジを渡ると40分弱で羽田到着、これで運賃1200円。ああ、成田は遠すぎる。羽田のハブ化に関しては大賛成。この件に関しては、圧倒的に石原無駄遣い大好き都知事を指示するわ。
というわけで、もしかして初めてかも知れない、羽田からの国際線出発。いや〜ちっちゃいわ〜ここ。2002年ころまでの広州白雲空港の国際線ロビーに似ている。まるで地方のローカル空港や。なんたって海外旅行保険の申し込み機械が2台しかない、うっそやろ〜。
成田だと税関を通過してから搭乗口までめちゃ遠いけど、ここはすぐ目の前が搭乗ゲートだった。驚いたのは搭乗口のすぐ向こうに金網のフェンスがあり、そこにプレゼントやら花束、ポスターやプラカードを持った数人のギャルたちが・・・。あれはなんだと思ってよく見たら、ソウル行きの飛行機に乗りこむ韓流スターに手渡すための出待ち(出国待ち)ではないか。国際線に乗るスターに金網の隙間から花束やプレゼントを渡し、さらにサインまでねだろう・・・ってか。ああ、まだ昭和だなここは。こんな光景、成田じゃ絶対にお目にかかれない。それに、ちょっとよじ登れば簡単に越境できそうなフェンスやないか。やっぱハブ空港反対だわ。こんな昭和な風情は残しておかなアカンで。頑張って成田でも中部でも行きますよってからに。
それにしてもさっきからうるさいおしゃべり軍団が待合室を占領。「出がけに子供に泣かれて困ったわ〜」「うわ〜可愛そう」30代〜40代の韓流ツアーのお母様方御一行ではないか?もしかして日帰りかしらん、一泊かしらん。日ごろの憂さを晴らすしもいいけど、最近、そのまま居なくなる人が増えているそうなので、気をつけてお帰りください。ヨン様によろしくお伝えくださいな、っと。
というわけで、なかなか広州に着きませんなあ・・・(つづく)