少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

360  つくり笑顔

今の僕にまったくないもの、それは・・・笑顔。おそらくこの8年間はずっと。自分で気がついている。
昨12日、元・宇野勝後援会の松井会長と下高井戸の露天で店番をしながら、4時間ほど話込んだ。自分たちの将来のこと過去のこと、日本の社会のこと。お互いの将来は不安だらけ、過去は楽しかったことばかり。そして日本の社会は悲惨の2文字。僕らは白昼、正々堂々と暗い話ばかりした。
松井さんが斎藤一人さんの著書の中からこんな話を持ち出した。
「商売を成功させるための条件のひとつにこんなのがある。とにかく笑顔であれ。それは客の前だけじゃなくて、客の居ない場所でも、ずーと笑顔でいることが、人や客を引き寄せる極意なんだって」
「ふ〜ん。そりゃわかるけど、そんなんできっこないじゃん」
いくら鏡の前でつくり笑顔を模索したところで、楽しくない。無理だ。
でも、それが人間にとって一番必要なことであることは僕にも理解できる。オ―ラのある人はみな優しい笑顔に包まれている。そんな人のところに人は集まり、癒されるのだ。
本日13日、アムウエイの本社(渋谷)での健康セミナー(勉強会)に参加した。講師は70歳を超える森先生(女性)。お若い。
彼女はご自身がアムウエイのサプリメントで乳がん、心筋梗塞(かつてはニトロを持ち歩いていた)、急性骨髄性白血病など多くの重病を克服された人物で、西洋医学から見放された多くの患者をサプリメントの配合で死地から救ったその道の専門家である。
そんな彼女の健康法にサプリメントの他に必ず毎日やることがあるという。それは「一日に3分、腹の底から笑う」ということだ。よくテレビの健康番組でもやっているが、可笑しくもないのにどうやって3分も笑えるのだ?不思議でしょうがない。
僕自身、不幸ではない。むしろ幸運の連続だと感じている。しかし、可笑しくない、面白くない、楽しくない。偉そうに言えば、世の中を憂いている。その理由は「少数派日記」を愛読してくださる読者にはご理解していただけるだろう。憂国に頭がうなだれたままだ。
僕のこの憂鬱の正体はいったい何なのだろうか?
中国での仕事は順調だ。やっと赤字から黒字に転換した。進行中のビジネスはビッグプロジェクトで将来性は抜群だ。K会長が新たにチャンスをくれた。人生を賭けれるビッグチャンスを。新安城レトロカフェもあと一歩で開店にこぎつけれる。アムウェイも雲の上のような存在の方々が僕をサポートしてくれている。彫刻家の山本先生が僕が一番やりたい仕事を見事に見抜いてくださった。凄い、さすがは芸術家だ。そのために、先生はいろいろと力になってくださる。
僕は、可能性をすべて追う。決してどれも中途半端にはやらない。すべてに全力投球だ。これが僕の今までの、そしてこれからの人生のスタイル、絶対に崩さない。
問題は体力。絶対的に自信があった体力に不安がある。もともと頑丈にできている。100歳まで生きるし。でも、このごろおかしい。常にパスポートを持ち歩き、必要があれば、いつ何時でも、そのまま成田から海外へ行ける態勢を「売り」にしていた僕が、自宅で地下の書庫に本を取りに行くのも億劫になる。そんなアホな。
下半身は鉛、上半身は力が入らず、頭の中はクルクルパー。そんな状態が数日続いている。理由はきっと「笑顔」。2日続けてのメッセージだから間違いない。本日のブログを書いている間も何度か「つくり笑顔」の挑戦した。しかし、キーボードに集中してふと気付くと、いつもの「醜い顔」にきっとなっている。
僕はいたたまれなくなって昔の彼女に電話を入れた。彼女は僕にとって女神のようなひと。僕の沈んだ声にすぐ反応してくれた。「どうした?大丈夫なの」。どうしてだろう、彼女は笑顔を絶やしたことがない。
今、彼女は高齢のご両親の介護をひとりでやり、仕事2つを掛け持ちして、ほとんど寝る暇なく働いている。それでも、彼女はいつも、いつでも笑顔でいる。どうしてそんなことができるの?こんなどうしようもない僕のことを今でも本気で心配していてくれる。
「なんとか時間つくるから、会いましょう」と彼女はそう言ってくれた。
僕はきっときくでしょう、どうしたら笑顔になれるのかと?