少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

359  チリ落盤事故報道

もう見るもんか、と思いつつ、どうしても8時になると習慣で小倉智明さんの「得ダネ」を点けてしまいます。
13日は放送開始から、きっかり1時間と3分「チリの落盤事故報道」に終始。やるな、とは言わんが「尖閣諸島問題」「ビデオ非公開」「レアアース輸入規制問題」「中国国内でパスポート不所持の日本人摘発急増問題」など、どうして日本人が日本国が直面している問題を報道しないのか?
本日の「特ダネ」の「チリ落盤事故報道」興味本位あからさまの報道で、あきれ果ててヘドが出た。
いわく「チリ大統領が救出劇に立ち合い政治活動に利用している」
いわく「マスコミの独占手記、独占インタビューで被害者が大儲けする」
いわく「見舞い金の取り合いで嫁と姑が大喧嘩」
いわく「現場に奥さんと愛人がかけつけ、どちらが被害者と先に会うのかもめている」
いわく「エビチリのチリソースはチリから来ているのか?それはわからんがチリワインは美味い云々」
バカか・・・。バカどもめ。
被害者30数名。地下700メートルに閉じ込められて18日目に生存が確認され、本日で69日目。世界的なニュースと言われているが、中国では報道されていない。当然だ。中国はチリの30数名の事などまったく眼中にない。日本を乗っ取ることが国の方針だから日々着々とその目的遂行に前進させている。
世界に類を見ない、お人よし日本人野郎は「特ダネ」の画面の前でハラハラドキドキか、バカが。チリ報道の次は熊出没速報だと・・・終わったなこの国は・・・。中国に国を乗っ取られようとしてるのに、見て見ぬふり。さらには熊が病院に侵入→射殺で全国ニュース。もう勘弁してほしい、本当に。
「チリ落盤事故ニュース」報道製作する側には救出作業中、何らかのアクシデントが生じることを、実は密かに期待している。なぜなら、その方が視聴率が格段に上がり、ニュースとして引っ張れるからだ。これは報道姿勢として賛否はともかく、営業上そう考えるのは仕方ないと理解している。
ただ、残念に思う。本当に残念に思う。
放送の中でただひと言でいい。「救出作業が無事に終了し、被害者全員が無事に救出されるように祈りたい」そして「視聴者の皆様も心の中で無事救出されるようにお祈りください」そんなひと言がキャスターの誰かひとりでもいい、そんな思いやりが欲しかった。
現場にいるわけでもない、専門家でもない僕らにも出来ることが、ひとつだけある。完全救出を祈ることだ。祈りや願いは必ず届く。
大好きな歌がある。「月の203号室」の「うた」という歌だ。
「祈ることや 感謝をすることは 人間のはじまりだから」
本当にそう思う。
チリ落盤事故を他人事ではなく「救出カプセルに閉じ込められた自分の姿」を想像する力を持てば「エビチリ」などという言葉は恥ずかしくて出てこないはずだ。バッカ野郎が・・・。
きょうもまた、僕の顔から微笑みが消えようとしている。