少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1037 スキルス性胃癌2

話は昨5/13に遡る。山形からの深夜長距離バスで早朝の渋谷に着いた僕は、渋谷でヒューマンウォッチングをした後、新横浜の霊波之光教会へ向かった。
DR・M嶋から歩行禁止令が出ている僕だが、やはり、鶴岡/酒田の旅は少し響いた。両足ともむくみで腫れあがり、ちょっとヤバそう。このまま自宅に引き返し、この日は休もうかとも思った。
しかし、いろいろな思いが宿り、行くことに決めた。
なんとか、Oさんを救いたい。医者でもない僕にできることがひとつだけある。それが、情報の提供だ。昨年10月、霊波之光教会の信者さんの女性でスキルス性胃癌を克服され、現在も元気で暮らしている女性とコンタクトが取れ、その翌日には、Oさんと引き合わせることができた。
Oさんは感激してくれたが「入信」には至らなかった。
その後、OさんはT班長の運転する車で千葉県野田市にある、霊波之光本部まで参拝してくれた。が、この時も「入信」には至らなかった。
「入信」していただくことが、目的ではなく「病を克服」してもらうことが目的なので、僕のスタンスは「深くは込み入らない」。「情報」の提供作業に徹し、後はOさんと、そのご主人に判断していただくしかない、という距離を保つしかなかった。
そこで昨日、約500名ほどの信者が集まる中、正午に「東日本大震災復興」のための毎日のお祈りが行われた。その際、担当者から短いスピーチがあった。
「きのう、いただいた体験談です。Aさんという男性が、今年2月、体調がすぐれず、病院に行くと、スキルス性胃癌で余命3か月を宣告されました。医師はすぐに入院を、と言われましたが、なぜかAさんは、2月は忙しいから一月だけ待ってくれと言い、仕事に励みました。そんな中、それを聞きつけた知人のBさんから、とにかくお繋がり(入信)しなさいと、勧められ、Aさんは渋々でしたが、お繋がりしました。そして3月1日、Aさんは入院するつもりで病院へ行きました。ところが診察の結果、医師がAさんに言いました。Aさん、あなたはもう入院する必要ありませんよ。どういうわけかわかりませんが、全く問題がないんです。なんと全身に転移していたはずの癌がすべて消えていたそうです」
会場からは拍手が沸き起こりましたが、僕の第一感想は「嘘だろ・・・、有り得ない・・・」でした。スキルス性癌、全身転移、余命3か月がきれいさっぱりと消滅・・・、やっぱり有り得ない。
僕はすぐにその体験談をしてくれた担当者(かなり偉い方らしいが)を捕まえ、話の真偽を確かめ、事情を説明し、「ぜひ、その方と連絡を取らせて欲しい」と懇願しました。しかし「話は間違いなく真実だが、連絡をとることは出来ないし、連絡を取る必要もない」と無碍に断られ、少なからず怒りと無情を感じました。
宗教的な部分と、極めて人間的な条理や、お役人的な規定とかに囚われた俗物を感じたからです。しかし、さすがに嘘偽りはないだろう。500人もの証人がいるし、そんな嘘をつく必要も全くない。
僕はすぐにOさんにCメールを送りました。(つづく)