1293 輪廻のてんぷら
「ご飯は宮城の登米(とめ)から取り寄せました」(若旦那)
「へ〜」(一同)
「実は、登米出身の女性と短い間でしたが、お付き合いしたことがあります。彼女、登米高校出身で実家は米農家でした。東京で登米と言っても、場所まで特定できる人は少ないですよね、なんか縁を感じますなあ・・」
(安藤)
「こちら、山形県は遊佐(ゆざ)から取り寄せました旬のナマしいたけです」(若旦那)
「へ〜」(一同)
「実は、まったくの偶然ですが、たまたま昨日から遊佐出身の美容師さん(佐藤由美さん)の著書(余命ゼロを生きる〜現役美容師・奇跡の物語。WAVE出版)を読み始めたんですよ。東京で遊佐と言っても、場所まで特定できる人は少ないですよね。なんか縁を感じるなあ・・」(安藤)
「安藤さんって何でも知ってるんだね」(カウンターの隣に座ったデザイナーのK女史)
「ちなみに、映画おくりびとの宣伝ポスターで、もっくんがチェロを抱えて、河原で椅子に腰かけている有名な場面があるでしょ。あの場所がまさに遊佐町の月光川原川公園なんだ。今でも、もっくんが座った椅子が置かれているそうだよ」
「へ〜」「へ〜」「へ〜」(一同)
「へ〜お客さん、あちらのご出身?」(若旦那)
「いや、縁あって、二年に一度の割で庄内平野を放浪するんです。この五月も鶴岡と酒田に参りまして、その時はじめて、面白い名前の地名だなあって、遊佐を知ったんですよ」(安藤)
「じゃあおいしいもんばっかり食べて来られたんだ?」(若旦那)
「いえ、日本酒ばかりをあおっておりました」(安藤)
「何かお好きな銘柄でも・・・」(若旦那)
「僕は○○という銘柄しか飲まんとですよ」(安藤)
一同、少しシーン。ここに記す一同はYURIちゃんのことを知っている。
「では、続きまして、その庄内は鶴岡から取りよせました、今年最後となる庄内名物のだだちゃ豆とまいたけです」(若旦那)
「実は・・・・。ご縁を感じます・・・」(安藤)
まずは「一同」のメンバー紹介から・・・。向かって右、本日のスポンサー・ドラゴン斉藤さん。そのお隣、ミスター・ゴールデン街・山本先生。そして、平成の天地真理・デザイナー・チヨコ。(ついに実名表記)と安藤の4人。
ドラゴンさんと山本先生チヨコさんは、6日の第三回「東京まりか会」で初顔合わせ。そのご縁で、ドラゴン斉藤さんが、八丁堀の老舗てんぷら割烹「てんぷら 小野」(中央区八丁堀2-15-5 第五三神ビル3F 03-3552-4600)へ招待してくださいました。
(つづく)