3068 氷見の看護婦
4/14-18
私専用の仕事場です。
ところでFBFのみなさまこんばんは。間も無く消灯じかんです。
ところで、今朝書いた看護婦さんとのやりとりですが、今晩はその子が夜勤とのことで、今しがた挨拶に来ました。
で、僕にどうしても聞きたいことがあるそうです。
「そうや、で慰謝料もろたら、ワシと、富山の氷見港に行ってやな、赤提灯じゃ」
「え、安藤さんと、富山?氷見?なにそれ?それはないそれはない・・・」
最後に書いたこのくだりですが、彼女は昨夜、気になって寝むれなかったそうです。
「おととい、安藤さん、最後に富山とか、氷見とか、言ってませんでした?」
「ああ、言ったよ」
「どこから、富山とか氷見とか出て来たんですか?」
「特に理由はないさ、ただなんとなく、氷見の港の香りがしたんだよ、ただそれだけさ」
彼女はクンクン、自身の袖のあたりの匂いを嗅いだ。
「あたし、氷見の出身なんです」
「やっぱりそうか、なんかそんな感じがした」
「わかるんですか?匂いで」
「わかる場合もある。みんなじゃないけど」
「でも、どうして?」
「氷見には友達がいるだろ?みんな元気かや?」
「しばらく帰ってません」
「かぶら漬けは好きか?」
「いえ、あんまり。両親は大好きですけど」
「そうか」
「あ、それが何か?」
「いや、特に何もない」
氷見出身AB型看護師、多くの幸が降り注がんことを!
実話だよ。おやすみなさい。