少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2347 暴力と指導とラグビー

一週間前の1月23日金曜日、FBFの井澤さん(目黒高校ラグビー部OB)からお誘いを受け、ラグビーの超名門校の目黒高校と国学院久我山高校の合同OB会の新年会に参加させていただきました。
我が母校のあんまき高校がある愛知県は野球王国ですが、ラグビー後進国で、我々の時代は、15人のメンバーを集めるのも至難の業で、サッカー部や陸上部から借り出して出場するという有り様。監督もコーチも存在せず、なんせラグビー専門ショップは名古屋に一軒あるだけでしたから、目黒、久我山という、東京のビッグネームは雲の上の存在で憧れでした。
テレビも、NHKで放映する明早戦と早慶戦と日本選手権の3本だけが、唯一の動く情報で、高校ラグビー全国大会(花園)はダイジェストでやるだけですから、見るチャンスすらありませんでした。
体育会系運動部における暴力、上下関係、には「行き過ぎた」という形容詞をつけた場合にかぎり問題が生じるわけで、そうでなければ、必要なことだと安藤総理は断言します。


先の、目黒、久我山の合同新年会で、4年連続で花園に東京都代表として出場された東京高校の森監督(目黒BO)とゆっくりお話させていただく機会を得ました。
「自分たちが現役時代、花園で簡単に優勝できたのに、今、指導者としてやってみると、なんでこんなに大変なんだというのが実感です」との言葉。その裏には、現在の指導法、いわゆる完全に体罰のない指導法によるものではないか?という私の指摘に「そういうこともあるかもしれません」と一般論としてつぶやいておられました。


今回の流通経済大付属柏高校の松井監督のケースのように、指導の一環で胸を突いたことが暴力行為となり、それを問題にする関係者がいるならば、その生徒はラグビーというスポーツには不向きで、コンタクトスポーツを選択すべきではないし、その親は、その子が通学途中でノラ猫に襲われないように鳥籠にでも入れて、大事に大事に運んであげたらいいと思います。

東京高校森監督と流経大柏高校の松井監督、日体大の先輩後輩で繋がっているんじゃないのかな?
ーーーー以下、ネット配信記事ですーーーー


流経大柏の松井監督 体罰で辞任「真剣さに欠ける」と胸突く
スポニチアネックス 1月30日(金)5時31分配信

今年度の全国高校ラグビー大会に20年連続22回目の出場を果たした名門・流通経大柏高(千葉)の松井英幸監督(53)が、部員に体罰を行ったとして、1月31日付で監督を辞任することが29日、分かった。併せて退職する。同校の植村宣教頭(59)は「あってはならないこと。再発防止に努める」と認め、すでに県の学事課には報告済みという。
体罰があったのは全国大会開幕を翌日に控えた昨年12月26日。宿舎での夕食後、3年生部員の1人を「真剣さに欠ける」との理由で、胸を突く行為があったという。部員にケガはなく、大会ではメンバー入りしたが、同29日に関係者の通報で行為が発覚。1月1日の3回戦で敗退後に学校側が聞き取り調査をしたところ、松井監督が「それが暴力行為であるとすれば、間違いなく行った」と認め、その場で辞任を申し出たという。
松井監督は熊谷工高、日体大を経て、1985年の同校創立とともに赴任し、ラグビー部を指導。10、11年度には高校日本代表の監督を務めるなど手腕を発揮した一方、13年2月にも部員への体罰が発覚し、一時的に謹慎していた。
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ーーーー以上ーーーーー


松井監督は非常に優秀な監督だと聞いています。ここ数年、流経大が急激に台頭してきた要因は、紛れもなく松井チルドレンによる柏高校出身のプレーヤーです。柏高校は、有能な指導者を流出したと大いに後悔することになるでしょう。松井監督が、今後、どこのチームに招聘されるか大いに興味ありますが、同じ千葉県内なら、柏の全国大会連続出場が途切れるのも時間の問題でしょう。
それより、残された下級生、松井監督の指導を期待して入学してくる新入生たちが可哀そうですね。日本のラグビー界の大いなる後退です。