少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

3973 微睡む桃源郷夢の国

5/1/17

男は微睡(まどろ)む、しばしの灯りの中で。
ここだけは男が支配できるサンクチュア桃源郷夢の国。
わずか6時間だが痛みからの逃避行、浮世と離れる。
されど現実は厳しい、逃避行は5時間持たずタイムアップにてオタンコ茄子コール。
「ドングリお願いします」「まだ6時間経っていないからダメです」ai時代到来の幕開け、機械音声事務作業的無慈悲回答非人間的白衣。さらに悶悦すること一時間、時を計り、再び茄子呼び。
「なんでしょう?」
「ドングリを一粒」
「はぁ〜!」
よく見れば先ほどのaiとは違う人工遅脳が!
「早く挿入を」と男が懇願してから遅脳は10分後に登場。
「自分でできますか?」アイボより冷たい機械音声。
「ムリです」のアンサーに不機嫌そうな態度。彼氏との約束に遅れてしまう、ジジイいい加減にしろ、とは心の叫び。

男はその昔、サムライを少々嗜(たしな)んでいたため、茄子の真贋など容易(たやす)く読める。されど男には節度があり、茄子に同情。女こどもに晒すべき尻、特に汚れた肛の門など炎天下、人さまに差し出すものではない。時が時、世が世なら、腹を召すべき恥辱屈辱の儀。それでも男は生(性)への執着のため、忍んで耐えた。

「チカラ抜いてください、チカラを」
ならば、耳もとでそっと囁け、怒鳴るなai!
「はい、大きく息吐いて〜」って テメ〜息吐いた時に押し込んだだろ! 息吸った時に入れなきゃ、逆圧で反発作用が働き出てくるだろうが!ボケ茄子!

男にはまだ出産経験がなかった。よって締まりがいい。ドングリが真ん中あたりで肛の門で押し潰された感覚があった。
「入りましたか?」と尋ねるも、「入った」と二つ返事、速攻で場を去る。早く化粧を直して待ち合わせに行かなくては、彼氏の機嫌を損ねる。手袋を外した時に、男の肛の門に触れた手袋に付着した汚物が茄子の指に直に触れた。しかし茄子は指を洗浄することはない、「そんなのカンケーねえ」と退勤を急ぐ。

男は朝の感触、ギュッ ツルッ ポン がなくギュ ギュ のみに違和感を拭えない。男の感触では、ケツ圧にドングリが押し出されたイメージ。
そこへ医者が来る。
「安藤さん(仮名)痛みはどうですか?」
「朝、ドングリを入れてもらいいささかラクになりました」
「それは良かった。ならば退院して自宅で自分で入れられますか?」
「それは訓練次第でできるかもしれませんが、それ以前に痛くて歩けませんし、立てません」
「おお、そうでしたそうでした」

ここはケーサツ、治療がメインではない。
GWの休暇のスケジュールのため、入れ替わりで知らない茄子が今夜の担当。普段と違う、検査やクスリ。「いつもと違うけど」と指摘すると「あらヤダ、ホントだわ」とオタンコ茄子。隣の蕁麻疹オサーンも「さっきの先生の指示と違う点滴みたいですが」の問いに「あらヤダ」とオタンコ。男らは生死に関わる疾病でないにしろ、痛みを堪える戦士として不遇。お気の毒さまである。

男は猿股を自ら下げ確かめる。溶けたドングリの残骸がベットリと。女心の切なさを同時に知る。
オタンコが酷いのか、愛される患者にならない野郎どもに罪があるのか?
GWの快晴、東京の午後が土砂降りに見舞われた事実を、箱の中の野郎どもは知る由もなく、自身の立場と彷彿する他人事として収め、これが宇宙の法則だと、やるかた無しの夜をまた迎える。

コメント

マサノリさん「苦しみの中から悦びが生まれる。ベートーベン」

裏総理「苦有れば楽無し 平成芭蕉

マサノリさん「ドングリ鎮痛にはよく効きます。尿管結石の時の七転八倒もピタッと止まりました」

裏総理「それは亀頭からの挿入ですかね。結石より痛そうですけど〜」

マサノリさん「亀などとはお下劣な!水戸のこうもんのご老公様です」

裏総理「ご乱心に言葉をお返し申す。亀の頭と尻のこうもんさまとどちらがお下劣であるかの定義、見過ごせません。今一度、冷静かつ客観的に見つめなされよ。亀の頭を愛でる婦女子数多あり、尻のこうもん信者少数派なり。どちらも出すが、先の液、滋養あり、後の固体、菌有り。子孫国力繁栄は亀の頭より、穀物大地の繁栄は尻にこうもんさまより。どちらも不可欠必要なれど、お下劣は思う心の拠り所。   平成芭蕉

マサノリさん「亀様を見くびっておりました。早速お撫り申し上げまする」

 

ヨシミさん「芭蕉様。ドングリは少し濡らして、にゅるにゅるにしてから挿入すると、スムーズに入っていきますよ(ᴗ͈ˬᴗ͈)♬♡」

裏総理「むむむ、お主できるな!素晴らしいアドバイスありがとうございます😊痛いのは濡れてなかったからですね。前戯の大切さ、思い起こしてくださいましたね」

ヨシミさん「はい。急いだらダメですよ✨」

 

マサノリさん「挿入後のあの違和感、忘れません」

裏総理「違和感?カ・イ・カ・ンと薬師丸さんは言ってましたけど」

 

ミツタカさん「暇と苦しみは、人を文学者にするな。続きをお願いします。巨匠」

裏総理「先輩、書評ありがとうございます。東京新聞出版局紹介よろしくお願いいたします」