少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

6206 スワロウテイル

6/4/20

3日間シネマチャレンジ勝手に12日目です。

当方コレクター故、ビデオ300〜400本、DVDはドラマを含めれば500枚以上保有です。
シンドラーのリスト』『ディアハンター』『プライベートライアン』『バンド オブ ブラザーズ』『ミッドナイトエクスプレス』『グリーンマイル』『トゥルーマンショー』『ブルースブラザーズ』『レナードの朝』『おくりびと』『0・5ミリ』に続く第12作目は『スワロウテイル』です。

現在の日本と世界を暗示した実に奇妙で現実感のある、奇想天外な作品。リアルオカルトの天才、岩井俊二監督の代表作でもある。
なんと言っても主演のCHARAが良かった。
実はこの映画を見るまでチャラが何者か知らず、たまたま下北沢の踏切で、前を歩いていた女性に、女の子が走ってきて「チャラさんですよね。大好きです。握手してください」なんていうシーンを目撃しました。珍しい名前なので記憶に残っており、たまたま私が経営していたレトロショップの一階でチャラさんのお父さんが古着屋を経営していて、お父さんとは面識がありましたが、チャラさんが何者であるかは存じていませんでした。

まあ、この映画は観てもらうしかないでしょう。ことごとく次の展開の想像を破壊して、とんでもない方向へと導いてくれます。

スワロウテイルの意味、知ってますか?単なる英単語です。例えば、とんぼ=ドラゴンフライ、みたいな。

俳優陣が半端ないです。

舞台は架空都市「円盗(イェンタウン)」だが日本。
主演のCHARAの役名はグリコ。これだけで凄いです。
設定も書かせてください。
上海出身の娼婦。本名は「小蝶」。三人兄弟の末っ子で兄が交通事故死。もう一人の兄とも生き別れになってしまう。クラブで歌ったことから「YEN TOWN BAND」のボーカルで歌手の道を目指す。

準主役の伊藤歩(アゲハ)
娼婦の母親を持っていた円盗二世。母親がドラッグの密売に手を出したために円盗の上海流氓に殺害され、その後大人達をたらいまわしにされた挙句グリコ達の元で働くことになる。

もうひとり準主役の三上博史はヒオ・フェイホン(火飞鴻) 個人的に好きな俳優です。
上海系の円盗で、グリコの恋人。クラブのオーナーでグリコが歌手になることを支援する。が、徐々に転落。

江口洋介。リョウ・リャンキ(劉梁魁)役。
実はグリコの生き別れの兄で、円盗の上海系流氓(黒社会)を率いる顔役。冷酷無比の殺人鬼だが、ドラッグを打って意識不明になったアゲハを介抱するなど、気のいい一面もある。

渡部篤郎。ラン(狼朗) 役。個人的に大好きな俳優のひとり。
なんでも屋「青空」の店主。国籍不明、二人の子供と一緒に暮らしている。とても渋い役柄。

大塚寧々。レイコ役。個人的に大好きな女優さん。
グリコの仲間の娼婦役。ゾクゾクします。

その他、山口智子桃井かおり田口トモロヲミッキー・カーチスほか
個人的に好きな俳優続出も推薦の理由ですが、ストーリーが本当に面白く、カメラワーク、脚本も海外に負けていません。

1996年公開。
移民達を描いた作品で、登場人物達が日本語、英語、中国語(そして、それらを混ぜた言語)を話す無国籍風な世界観となっている。

作中で小学生が偽札を行使するシーンが問題となり、映倫(くだらん組織)のR指定となった。

ビデオのみ所有。擦り切れそうです。

#三日間シネマチャレンジ #映画大好き

少数派日記21

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