少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

6226 不死鳥・清水哲

6/10/21

fa30y (06/10/21) 5:42起床 W933→931

 本日はハードな1日になります。
早朝、掃除と洗濯、もろもろの準備 → ジム50分、シャワー&治療。
電話にて、肝臓移植、腎臓移植希望の国内待機の患者さんから、情報依頼。いつになったら渡航できるのか?との質問。こちらが知りたい。余命宣言されてる国民が渡航できず、運動会に来る健康な人は渡航自由という人命無視の東京五輪。私に相談に来た患者さんがひとりでも、急変して死んだら菅も丸川も橋本も許さない。
 11:30銀座ハイアットで打ち合わせ、映画の件、マカオに国際電話、参加者興奮気味。大切に進めよう。
 13:00移動で新宿。経産省助成金の申請、これが一番重要。14:00アイランドタワー。今回2度目。1度目で不足していた書類を完璧に揃える。今回は税理士、司法書士(ともに有料)のプロに見てもらい「完璧」と言われ、持参したけど、まさかの「不備」
 もはや通すための申請ではなく、落とすための申請。プロでも見抜けない、紛らわしい文言の引っかけ問題。これ、マジで普通の人では申し込み段階で落とされる。
 仕方ない、申し込み締め切りは6/15、それまでに過日とまったく同じ作業をもう一回。また税務署に行くことに。それにしても、サポートセンターとは名ばかりで、ストップウォッチまで持ち、30分を経過すると、説明の途中でも作業の途中でも強制退室となる。なんだかなぁ。「わからないところがありましたら、あとはご自身でネットを見てご確認ください」だとよ。「ネット見てわからんから、足痛いのにここに来てんのだけど」「規則なのでご退室ください」
 怒りより寂しいし、悲しいね。後ろがつかえてるならともかくさ、「30分以上は密になるから」という屁理屈を大上段にかざしやがる。くそ暑いし、足は痛いし、申請はできないし・・・。

 その後、都内某所にて、アーユルベーダの施術。左足裏の潰瘍の治療。
これまでいろんな治療法に遭遇したけど、これははじめて。説明できない。しれに信じてもらえないと思う。
 アーユルベーダというか、もうスピリチュアルを越えて霊的な分野。施術者は、私の潰瘍のために、わざわざ三重県まで行き、そこでしか採れない藍のある部分を使って、私用のレッグウオーマーを染めて来てくれた。

 しばらく、これを着用することになるのだが、もう効き目が凄すぎて、膿がほとんど出てこない。明日は定期検診だが、医者がどんな顔をするか見ものである。しかし、このレッグウオーマーも私の今後の覚悟と連動するとのことで、その理由は説明しても伝わらないので秘めておく。

 『車いすの不死鳥』元PL学園野球部 清水哲

 大学1年生の秋、私は野球の試合中に相手チームの選手と激突して、首の骨を折り、頚椎損傷(四肢麻痺)になりました。その日以来、首から下が麻痺し、手も足も動きません。家にいる時はベッドに横たわり、外に出る時は「電動車いす」が欠かせません。
 ケガをする前の年の夏、PL学園野球部の選手として、甲子園の土を踏み、決勝戦でホームランを打ってから一年が過ぎたころ、私の人生は、いきなり暗転してしまったのです。(本文より)

 清水哲は1966年、大阪府守口市生まれ。PL学園野球部の一年後輩に清原・桑田らがいる。第56回選抜大会で準優勝、第66回の夏の大会で準優勝。日韓親善試合の遠征メンバーとしても活躍した。

 その後、同志社大文学部に進み、一回生の秋、関西学生リーグの公式戦、対近畿大学との試合中に、二塁へヘッドスライディングを試みた時に相手のショートと激突して首の骨を折る。頚椎4,5番の脱臼・骨折。その後、近畿大学付属病院救命センターで手術が行われ一命を取りとめる。しかし以後は四肢麻痺で(電動)車いすの生活となる。

 9ヶ月後、リハビリのために星が丘厚生年金病院へ転院、1年2ヶ月後、不治のため自宅療養。8年後、父親が脳梗塞で倒れ、今まで世話をしてくれていた母親が父親の看病をすることになり、清水の世話をしてくれる人がいないため、病院を転々としながら一人暮しの準備を始める。

 その間、後輩の桑田・清原をはじめ野球の仲間たちからは熱い励ましを受けつづけた。現在、枚方市の社会資源(市の「福祉サービス」と「環境制御装置」)で講演や文筆活動で生計を立てている。

さらに、2001年には清水氏のヘルパーをしていた由美子さんと結婚。約3年の介護が愛に変わったが、清水氏は自身が障害者という理由から「結婚は一生しない」と決めていた。相手を介護漬けにするばかりか、幸せにすることができないという清水氏の愛だった。
 しかし、周囲で障害者の方が結婚している現実を知り、清水氏の考えにも変化が現れ由美子さんと結婚を決意。

しかし、「障害者が結婚してどうすんのん!」と清水氏は母親から反対される。
「いくら身内といえど『どうすんのんって、障害者かて人間やん』この言葉は家族とは言え、あまりにあまりにも失礼すぎる言葉です」
とブログに綴った。

一方で唯一賛成してくれたのは父親にはこう綴った。

「父親は自らも脳梗塞で体が不自由となり母親にこれ以上の負担をかけることはできないと考えたため反対しなかったのでは?」と。
幸運なことに、由美子さんの両親は結婚を反対せず、婚姻が成立した。

 このような現実は、おそらく自分たちの周りのアマチュア選手にもいると思う。私は五輪は反対だけど、パラリンピックは開催してほしいと願う。
 ガースや丸川が使う「スポーツの力」は清水さんやパラリンピックの選手たちに使うべき言葉で、金権出汁に「スポーツの力」を使う両人には汚らわしさしか覚えない。
 このまま五輪開催となれば、感染者急増して、五輪終了後に盆帰りで人流で第6波到来でパラリンピック中止という最悪なシナリオ。五輪に比べてガクンと視聴率の下がるパラリンピックは、ハナから斬るつもりだろう。クソッタレ。

 桑田も清原も、悪い大人たちのオモチャにされ、黒に手を染め、堕ちるところまで堕ちたけど、堕ちることが悪いことではなく、そこから這い上がる力こそが「スポーツの力」なのだ、ガースに丸川よ、よく聞くがよい。

 桑田も清原も、本来なら尋常ではない力を持つ素材。紆余曲折はしたけど、それこそ王さん、長嶋さんのような立場になってもらいたい。生きているのだから、まだ間に合うぞ。僕は、清水さんが大怪我をした理由(ワケ)は、将来の桑田、清原の姿に繋がっていくんじゃないかな、とそんなふうに思っている。

本日もついてる、感謝してます。

何回か複数に渡り染めてくれた藍染めのレッグウオーマー。
銀座で見かけた荷台の小便小僧。

少数派日記21

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