少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

3095 東京中日ブルース3

12/30-17

2017年末、古き良きトーチュウ時代 企画3

晩夏だったと思う。新宿ゴールデン街、しこたま呑んだ夜明け前。

路上でライバル報知新聞の記者とバッタリ出くわす。まあ、しばしある。

出会い頭にM薗さんが喧嘩を売る。
「なんだ、てめえ、ブスなオンナ連れやがって」
報知が返す。
「フザケンナ、てめえのオンナの方がブスじゃねえか」
当然、口論になる。

ブス論だ。

立ち口論、5分経過。
後ろにいる私とK山は馬鹿馬鹿しくて聞いてない。

「じゃあどっちがブスかはっきりさせようじゃないか」
そんな会話が聞こえ、ドキッとした。
「安ちゃん、ちょっとこっち来い」
ヤバい。審査員にされる。

「こいつのオンナと俺のオンナとどっちがブスか正直に答えろ」
報知新聞の眼も血走っている。

真剣勝負だ。
話したことはないが、名の通る名物記者だ。
味方に加担しようものなら、それこそ巨人戦のアンパイアになってしまう。う、う・・・。

そうだ、K山、K山はどうした?
あ、電信柱にローゲ吐いてる、役者やの〜。

言うしかなかった。
「どちら様も、ご立派なブスです。甲乙つけがたい。先輩方の選球眼に驚きました」

2人のブス、あ、いや女性は大激怒して、そのままスタスタと別れて帰った。

すぐに河岸を代えて反省会になった。
「安ちゃん、やっぱりアレは言い過ぎじゃないかな」
私が槍玉に挙げられた。
「あ、はい」としか答えようがなかった。
K山が助太刀に入った。
「双方とも直視できないブスでした」
「やっぱりそう〜か〜。そりゃイカンかったな〜」
とM薗さんは、寂しそうに、また自分のグラスに芋をなみなみに注ぎ、タバコに火をつけると、欠けた歯と歯のあいだに、そいつを差し込み、何かを思い出す仕草をした。

おしまい。
みなさま、良いお年をお迎えください。
安藤貴樹 拝 NYにて。