少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

242  賭博と暴力団

相撲界が大変なことになっている。
日本はおかしい。パチンコや競馬競輪といった胴元日ノ丸の公営ギャンブルならOKで、友人知人同士でも現金を賭けた麻雀やゴルフはアウトという。飲酒運転取り締まりのように警察が真面目にギャンブル摘発に取り組んだら日本中の雀荘やゴルフ場は経営が成り立たなくなるし、高校野球のシーズンは全国の企業の事務所が摘発の対象となりサラリーマンのほとんどが監獄送りとなり、社会が機能しなくなる。賭け金が1万円ならいいけど100万円はダメというのも資本主義をうたう国としては矛盾があるだろう。
取材するマスコミやナントカ委員会で偉そうなことを言ってるオッサンたちも、学生時代に賭け麻雀、接待の握りゴルフ、仲間うちの高校野球トトカルチョ、やったことありませんか?もし、完全潔白というなら、逆に社会人として経験不足の落後者か、あるいはお友達のひとりもいない孤独な嫌われ者のどちらかでしょう。
僕自身は麻雀そのものもやらないし、ゴルフも好きじゃない、加えてギャンブルにまったく興味がない。特にパチンコは音とタバコの煙が嫌でパチンコ屋の前を通るのもウザいくらい。それでもサラリーマン時代の野球トトカルチョを含めると生涯で10万円くらいはギャンブルに費やした。
知ったかぶった評論家が言う。「賭博をやったかどうかが問題じゃない。問題はその金が暴力団に流れ、それが武器や麻薬を密輸する資金になることだ」。異議なしである。
警察はこれを機に角界暴力団の繋がりを解明しようと躍起になっている。特に名古屋場所が開催される愛知県警は異例の臨戦態勢であるそうだ。というのも、日本最大の暴力団組織Y口組の組長とナンバー2は共に名古屋の出身で、現在、日本の暴力団勢力図は名古屋が中心になっているからだそうだ。愛知県岡崎市出身の渦中の力士・琴光喜とY口組の繋がりがあってもおかしくはない。むしろ自然の流れだ。プロ野球もプロレスも大相撲も興行。裏で闇組織が暗躍していることは世の常で、だからこそ成り立ってきたという一面もある。
しかし、愛知県警はこの千載一遇のチャンス、野球賭博事件とY口組との関連を結びつけ、一斉検挙どころかY組壊滅に持ち込むくらいの意気込みだというが、果たしてどうなるか。
と、ここまでは普通のマスコミも書くだろうが、問題はここから先である。この警察vsY口組の抗争をビール片手にサッカーワールドカップをテレビ観戦するような興奮で見ている連中がいる。いわずと知れた中国系マフィアだ。
サッカーに例えるなら、Y口組というGKやディフェンダーが警察というレフェリーに次々とレッドカードで退場させられる中、無人のゴールに中国から次々と大麻という名のボールのシュートする。打てば入るゴールだから、雨あられのように打ちまくる。
仮に愛知県警が頑張って、角界ルートの賭博資金差し止めでY口組の麻薬密売を絶ち切ったとしよう。となれば、麻薬市場は競争相手のいなくなった中国系マフィアの独壇場、好き放題やりたい放題だ。北朝鮮ルート、東南アジアルート、中近東ルート、大麻は日本への輸出が実質自由貿易となり過剰供給で価格破壊になる。つまりお求め安くなった安価で良質大麻が大量に出回ることになりまっせ、ということや。
しょせんは役人のやること、その先まで考えているわきゃないか・・・。