少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

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今朝(18日)の関口宏サンデーモーニング楽天ユニクロなど、グローバル化だか何だか知らんけど、社内での会話は英語に統一する会社がやたらと流行りになってきたという話題。確か駅前留学NOVAって潰れたんですよね。続いていれば今ごろ、大盛況だっただろうにね。社内で英語・・・イイことじゃないですか・・・なんて呑気に思っていた僕ですが、英語を公用語にするということが、世界的に当たり前みたいになってきた陰で、今年だけで2500種類もの言語が絶滅するんだとか。(僕の聞き間違いでなければ確かにそう言っておりました)。
どういう基準で調べたのかイマイチ不明ですが、有りうる話です。中国ひとつをとってみても何十万という少数民族があり、それぞれが、それぞれにしかわからない言語でしゃべるのですから。言語はもともと暗号ですから、よそ者(敵)に読解されてはならないので、他民族には通じないように作られています。日本だって愛知県のように刈谷境川を境に三河弁と名古屋弁に分かれています。だから僕など、名古屋人と話す時と三河人と話す時と使い分けるよう心がけています。
例えば、「そうでしょ」を名古屋弁だと「そうだらあ」もしくは「ほうだがや」。これが三河弁だと「ほだら〜」もしくは「ほでしょ〜う」。地元に長く居る人にはこの違いがわかりません(たぶん)。
世界が英語を公用語にするということは、アメリカ(もしくはイギリス)が、自動的に世界のかじ取りになるという、危険性を秘めている現実も、一方で忘れてはならないということです。
プチ自慢をしますと我が家の家系は語学で飯を食ってきました。祖祖父は明治時代に陸軍大学と早稲田大学でフランス語の教授をしており翻訳本がいくつかあります。祖父は早大を中退して東京外語大を出て、中国美術と仏教美術の研究家となり早稲田の教授をしながら中国語の翻訳本もいくつか出しました。父親はYMCAで英語教師をして英語翻訳の会社を立ち上げました。というわけで、僕は明大でドイツ語を専攻し、出席日数が足りず、絶対に不可能だと言われた単位の取得を、ドイツ語教師のヒットラー先生宅に好物の日本酒(梅錦)を贈りつけ、奇跡的にも単位をいただきました。プチ自慢のつもりが自身の無能をさらけているだけになりましたが、明日から中国なので、今回はあまり動くことが出来ないので中国語の家庭教師を予約しました。
言葉はしゃべれると楽しいし、いろんな意味でチャンスが広がるので、その習得に努力することそのものはやぶさかではありません。25年前、サッカーのトヨタカップでイタリアの名門チーム・ユベントスが来日した際、東京中日スポーツの記者として取材しました。当時、まだサッカーは人気がなく、取材記者も新人の練習場だったとみえ、英語で質問できるのが僕だけだったので、ユベントスの関係者が所有する三田のマンションでのプライベートパーティーに招待されたことがありました。そこでユベントスの広報担当者から「今後、アジアでの展開を考えているので、お前、俺のアシスタントでもやるかい?」なんて誘われたことがありました。(続く)