少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

284  愚かなる開幕式(高校野球1)

昨7日、第92回全国高校野球がはじまりました。実家のテレビでボ〜としながら開幕式の中継を見ていましたが、ア然としたので書いておきます。
次の項で延々と書きますが、高校野球の真意とは、今後の彼らの人生で多々訪れるであろう数々の理不尽な出来事に耐えるための訓練なのです。
例えば昨日の開会式でのお偉いさんの演説。教育委員会だか高野連だか審判連合だか知りませんが、スピーチの内容がアホの骨頂、愚の極まりでした。
午前とはいえ猛暑の炎天下、選手諸君らはもとより、プラカードを持つ女子学生らも、オッサン連中のマスターベーション演説を延々と聞かされ本当に気の毒に思いました。
ボーと見ていたのでオッサン連中の名前や肩書は記憶しておりませんが、しょ〜もない内容は以下の通り。
曰く「みなさんもご存じの通り、アフリカでは、先ごろサッカーのワールドカップが行われ、日本中に大きな感動と勇気と希望を与えてくれました。そして、今度はあなたたちが、あの感動を与える側に回るのです」
バカか。甲子園を真剣に目指して、連日連夜、朝昼晩、食後も長時間、くたくたになるまで練習して、しかも規則正しい寮生活をしている球児たちの誰が、夜の夜中にワールドカップを見る余裕があるというのか?
スポーツニュースすら見る時間さえないだろう。そんなもの見る余裕のある学校は100%間違いなくここ(甲子園)には来ていない。そんな基本的なことすら知らんオッサンが「我ながらタイムリーな演説だった」としたり顔のオナニー演説。ああお気の毒な球児&プラカード女学生たち。オイラなんかオッサンが「アフリカで・・・」なんて言うもんだから「飢餓」「貧困」「病疫」「紛争」「自然災害」を連想して、同じ地球上でそんな地域がある中「みなさんは・・・」とスピーチするのかと期待して耳を傾けたら、まさかまさかのサッカーワールドカップとはね・・・。これが野球のWBCなら100歩譲ってもいいけど、よりによってサッカーだぜ。高校野球の日本一を決めるトーナメントの開会式にサッカーを引用すること事態、社会人の礼儀としてアウトだろう、このKWオサーン
曰く「甲子園は戦時中、実は芋畑でした・・・」
おいおい、今度は甲子園の歴史物語か、お前は語り部か。そんなもん、甲子園の外の日陰でマニアを集めて熱く語ってくれよ。何も開会式で延々と甲子園史を自慢気に語ることはなかろうもんを。あんたはウンチク王選手権にでも出場してなぎら健一や、伊集院光や、山田吾郎や、クリームシチュー上田にケチョンケチョンにさてれてみれば・・・。画面で見る限り、もうこの時点でフラフラしてる子が何人かいるぞ。
曰く「今回から新たに毎日新聞が主宰に加わりまして・・・」
へえ〜そうだったの、知らんかったわ〜。それはそれで別にいいけど、カミングアウトするなら、高校生には正直に本当のことを言わないと。
「実を申しますと、この大不況の影響で、朝日新聞一社だけでは運営が困難となり、仕方なくライバル社の毎日新聞に頭を下げ、運営資金の協賛をお願いした次第でございます・・・」と。スピーチのどさくさにちょこっと入れて、適当に誤魔化すなよ、大人。
こいつら、きっとビデオ録画して自宅で自分のマスターベーションを何度も見て感激し、家族や親せき知人にコピーして配りまくるんだろうな・・・、光景が鮮やかに目に浮かぶぜ。哀れなのは、炎天下の球児&女学生諸君、可哀そうに。
まあ、球児たちにとっては、こんな苦痛な開会式は、九回裏ノーアウトフルベースの大ピンチよりキツい試練だったことには間違いない。こんなオナニー野郎のマスターベーションは、本当に誰かが指摘して止めさせないと。しかも全国放送のNHKだぜ。オイラは払っていないけど、こんなのに受信料を払わされている国民はもっと真剣に怒らないと・・・。