少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

688 球宴2011

「夢の球宴」とはプロ野球オールスターゲームのこと。今の若者にそう言っても、ピンとこないだろうな。時代はなでしこJAPANってか?
とはいえ、今年2011の球宴は実に面白かったな。というより全試合を完全中継してくれたことで、僕は大満足でした。まずはスポンサーのマツダさんに御礼申し上げたいと思います。
岩瀬の先発、マー君ーダルの継投、防御率0点台の武田勝から1イニング4本塁打等々、プレーそのものも楽しんだけど、なんといっても楽天嶋基宏選手(捕手)の仙台での試合前のスピーチは秀逸だった。嶋選手は仙台での公式戦開幕の試合前もスピーチしたが、テレビではその一部しか放映されなかったが、今回はノンカットで放映された。
内容にも感動したが、カンペ(カンニングペーパー)無しで、しっかりとスピーチした。カンペ棒読みの菅君とはえらい違いやなあ・・・と思ったのは少数派だけではあるまい。
しっかりとした主張をはっきりした声でなにびとにも分かり易く、かつ印象的に。テレビに出てくる素人だかプロだか分からない「以上現場からでした」とニュースを伝える棒読みアナウンサー(もしくはディレクター)諸君は嶋選手を見習ったらええんでないかい。
嶋捕手はいわずと知れた楽天選手会長だが、国学院大時代は2部リーグのため無名選手、07年のドラフト3位で楽天へ。ちなみに同年のドラ1入団はマー君中京大中京の出身で甲子園は高3の春に初戦敗退。同年代の愛知県勢は同学年に常滑北高の浅尾拓也、一歳上に中京の先輩の前田章宏(捕手)、一歳下に享栄の大島洋平愛工大名電堂上剛裕などドラゴンズだけでもざっと4人いる。
それに引き換え、腹立く、水を差された思いをしたのが外道・落合の野球殿堂入り。選手としての落合の才能は素直に認めよう。しかし、選りに選って、中日新聞紙上で堂々とオールスター批判、マスコミ批判、運営批判をした落合をあろうことか、この球宴の場でやる必要があったのか、非常に疑問に思う。批判というよりもむしろ、オールスターゲームの意義そのものから、マスコミ、運営関係者を完全にバカにした落合の署名記事であった。抗議の電話を中日新聞運動部に入れたことはすでに書いた。
落合いわく「オールスターは選手のための年金基金作りが最大の目的であるべき」だと。それは目的のひとつであって二義的なものだろう。ファンあってのプロ野球であり、夢の球宴とは子供たちやファンに夢を与えるためのイベントである。そんなことを完全否定する輩に「東北復興」だとか「ファンサービス」だとか言われたくないし、ヤツが言うわけがない。そこまでコケにされた運営委員会が、この夢球宴の場でこいつのセレモニーをするとはね。これなら落合にバカにされても仕方ないか。