少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

760 ささやかな幸せ1

ささやかな幸せなら、こんなところにも転がっている。
元海軍・五十嵐隊長とその娘の看護師M嬢と笹塚のエクシオールカフェで歓談した帰り道でのこと。
観音通り商店街の入り口にある薬局で、トイレットペーパーの安売りをやっていた。種類は3つあり、僕は最安値のピンクを選んだ。「おひとり様ひとつ限り」と但し書きが貼ってあり、最安値のピンクは189円で最後のひとつだった。これだけでも十分嬉しかった。人が見ているのでガッツポーズは心の中でやった。
ただ、自尊心が強い僕はトイレットペーパーをぶら下げてレジに並ぶことにいささかの抵抗があった。加えて、想像力が旺盛だから、トイレットペーパーをぶら下げることに赤面する。時々だが、綺麗なお姉さんや美しい奥さんがトイレットペーパーをぶら下げている。そんな光景に出くわすと「ああ、こんな綺麗な人でもクソして尻拭くんだ」などと連想してしまうからだ。そんな経験ありませんか?
だけど、そんな恥ずかしい思いはすぐに消えました。
レジの順番が来て、白衣のおっさんが「189円になります」と言う。
僕は、ズボンのポケットをまさぐり、小銭を一握り掴み、レジの小銭を入れる小さな皿にパラパラと入れてみた。すると100円玉一つ。50円玉一つ。10円玉三つ。5円玉一つ。1円玉四つ。なんと合計189円ピッタリ。「オオ」と言う僕にレジのオッサンは顔色ひとつ変えずに「あっ、ちょうどですね」と一言。おい、も少し驚いてくれよ・・・滅多に出ないパーフェクト握りだぞ、と心で叫んだが、まっ、しょうがねえか。でも、そんな一年に一度くらいの、何の徳にもならない「奇跡の一握」が妙に僕を幸せな気分にさせてくれた。
ささやかな幸せは、こんなところにも転がっていた。
本日10/2日は新横浜へ宗教「霊波之光」へ参拝。さっそくのご利益が冒頭の「奇跡の一握」だが、この日は他にもささやかな幸せがあった。
(つづく)