少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

883 東電に騙されるな

「バカもやすみやすみ言え」日々、使う頻度が増す。優しい日本国民よ、もっと怒れ。街頭インタビューで笑みを浮かべながら怒るな。テレビ局もそんな「照れ怒り」を垂れ流すな。ぜんぜん怒りが伝わってこないぞ。
電気、水道、ガス。いわゆる人間の生命にかかわるライフラインが独占企業というのが、そもそもの間違いだろう。原発でボロ儲けのからくりなどが福島原発人為事故により白日のもとに晒されたわけだが、そんなことは、すでに需要品独占販売の時点で小学生でもわかるはずだ。
このご時世に値上げ。冗談じゃない。民主党増税案のどさくさまぎれというやつか。値上げが悪いわけではない。根拠がないから「バカもやすみやすみ言え」なのだ。
東京電力は「自助努力の限界」というが、それは嘘だ。有り得ない。
国民の大多数は年間400〜500万円で平均4人家族がつつましく生活しているぞ。あんたたちは、エリートさんだから、そこまで落とせとは言わない。しかし、事故で運営は破綻した。ハイリスク・ハイリターンの商売の基本に立てば、東電は倒産して社員は全員解雇、役員は債務者となり最高責任者は業務上過失致死致傷の容疑で裁判にかけられるべきだろう。これまで散々、甘い汁をすすってきたのだから、それは当然だ。
ただ、今回は自然災害という部分も慈悲深く考慮して判断するに、社員の給与は上限で年収1000万円、社長、会長他役員の上限は年収1800万円。これがぎりぎりの線だろう。しかし、生命、家屋、家畜、職業、故郷、人生を奪われた被災地の方々は、その程度の生ぬるい妥協案では納得に至らないかも知れない。
「自助努力の限界」・・・どこまでやったか、国民にきちんと報告しろよ。社長、会長、役員は、これまで東電でがっぽり稼いだ財産を補償に充てましたか?被害者がすべてを失い、加害者は罵声を浴びせられるだけで財産は温存。これが、この国の商法とはいえ、どこかおかしくないですか?そして、こんどはその補償、補てんを第三者から集める厚顔には恐れ入りやの鬼子母神
原発を止めるとこうなります」「原材料が高騰して・・・」バカもやすみやすみ・・・嗚呼。
電気料金値上げも増税も、自分たちの甘い汁はそのままで、飲まねば死んでしまう煮え湯に、たっぷり塩でもぶちこんだろか戦法。「それでも奴らは飲みよりますわ、お代官さま」「お主もワルよの〜越後屋」式の構図は小学生でもわかるだろう。
再度書きますが、「値上げ」「増税」が悪いと言っているのではない。例えば贅沢品、嗜好品に関して、そのボーダーを明確に定めた上での施行なら、100歩譲ろう。されど、生活必需品目まで、無差別に攻撃されたら、国民のほとんどが北朝鮮の骨皮筋エ門兵士になり、国民の一部は金正日みたいにでっぷりするぞ。
「おれたちゃ何のために、あの暑い夏、節電節電と大騒ぎして目標を達成したのだろうか?これ以上の節電なんてできっこねえ」街頭インタビュー、商店街の個人事業主さんの声。まったくだ。
橋下大阪市長の言う通りこの国は明治(江戸)時代から変わっちゃいない。