少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

953 被ばく差別

3/3、上巳(じょうし)の節句(雛祭り)。朝から超不愉快なニュースをネットで見た。
福島原発事故のあおりで、山梨県に避難していた子供が、近隣の住人から、外で遊ぶことを控えるよう、要望され、挙句、通園圏内にある保育園から、他の園児の父母から、クレームが来た場合、園では対処できないから、というバカげた理由で入園を拒否された・・・と。
僕としては怒り心頭。今からでも、その保育園にモノ申すために乗り込みたい心境だ。
「日本人(人間)の心もここまで廃(すた)ったか」と同胞(同種)として極限に恥ずかしい。
幼稚園、保育園は「子守り」だけの場ではない。幼児期の情操(特に道徳観)を育成する大切な教育機関である。その現場で言語道断の「差別」。狂っているとしか言いようがない。
原因は複数あるが、少なくとも、避難家族は被害者であって、寸分の落ち度もない。そういう人々を「足蹴」にする。ごく一部の人間の所業だと信じるが、それでも世間は「山梨県の人間はひどいことするなあ」と山梨全体を「人でなし」ととらえるだろう。こんな僕でもそう思う。
一番の原因はまったくデタラメ、嘘八百の怪情報を3/11依頼、今現在も、これでもかこれでもかと、まるで国民全員が、その嘘デタラメに麻痺して、受け入れるその日が来るまで、私利私欲のみのためだけに、未来永劫に渡り繰り返し、垂れ流し続けるのだと覚悟を決めた東京電力。そして、その東電を100%擁護する民主、自民もクレージーな政治家ども。追及するパフォーマンスには躍起だが、実は東電からタップリと広告費というオミヤゲをいただいているマスコミども。何がどうなろうと、すべて自分優先の役人及び官僚ども。今回の山梨の問題も「啓蒙ポスターを作って、対処する」だと。新たなポストを作って、税金でポスター印刷して、それを貼って、一仕事終えて、特別手当てもらって、小さなガッツポーズってか。アホらしくて日本人やってられません。
マスコミはその保育園の名前を公表し、全国からの苦情を受け付けさせ、入園拒否された子供や家族と同じ苦しみを味わい、大いに反省すればいい。
現在の園児、拒否された子供もいずれ大人になる。そんな非人道的な幼稚園に通っていたことを知り、唖然とする日がいつか来る。ひどい誤解を受けた感染病の患者さんが、人里離れた部落に隔離されるという、大昔の悲話の現代版としては稚拙すぎる。
幼稚園の責任者、受け入れ反対の父母は、意見があるなら実名で堂々と意見を述べるべし。そんなこともできない親や教育機関が子供を守るとか、教育するなんて、ちゃんちゃらおかしくて話にならん。
山本太郎は職を辞して、そんな被災された子供、これから被災する危険性のある子供のために戦っているぞ。何度も書くが、原発そのものが悪いとは言っていない。原発論ではなく、この問題についての反論は24時間受け付けます。
追記=法務省は3/2までに、風評被害なのど人権相談は合計491件、うち学校でのいじめなど子供に関する相談が52件あったと発表した。
間違いなくこれらは氷山のほんの一角で、我慢強い多くの東北地方の避難民の方々は本来、闘うべき東電や政府以外の雑魚どもの不条理な攻撃を日常的に受けていると推測される。バカどもを遥かに上回る善良な方々が居るに違いなのだが、小さな東電的雑魚の存在を消すことは、意外に容易ではない。助け合う心、支え合う心を失った人間こそ、憐れんであげるべきではあるのだが。
追記2=ネットの反響がすごいです。幼稚園なのか保育園なのかは論点ではないので、僕は新聞報道に従い幼稚園→保育園に書き直しましたが、どこの保育園かバレるのは時間も問題みたいです。かつての職場の同僚が実家の幼稚園を継いでいますが、モンスターの実態を聞かされ、経営者の苦労も理解できますが、今回のケースは論外でしょう。
1000カウントダウン「6」