少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1245 デビュー戦結果12

みなさん、スコアを伸ばす(この場合、たくさん打つの意)たびに、テンションが低くなられる。もっと、らく〜な気持ちで肩肘の力を抜いて、かる〜く打てないものか?プロじゃないんだから、そんなにリキむ必要ないのに・・・。
「いや、そういう問題じゃないんです」と兄山が言う。
「じゃあ、どういう問題だ?」
「つまり自分自身の精神力の弱さですかね・・・」
「つまり己に負けたと申すか・・・?」
「はい」
「つまらん奴。ならば己に勝てばよかろう・・・」
「どのようにしたら、己に勝てますか?」
「答えはひとつ、さらに自身を追い込む・・・」
「なるほど!」
「モーホーでもない男が4人も揃って、朝も早よから棒を振る。ゼニでも賭けなきゃ、やってられんスポーツだと、午前中で認識できた。今、我々は何も賭けていない。このモチベーションの無さが、キミたちの思考をローテンションへといざなっている。そこでテンションをハイにするために今から、賭けをする。と言っても、オレはゼニがないから、それはアカン。代わりに、いま、己が一番大切にしているものを賭ける。これでどやねん?」
「はあ、面白いっスねえ・・・。で、一番大切なもんって何すか?」
「ズバリ、彼女よ。今、一番大切にしている彼女をそれぞれが差し出し、カートに繋いだ檻の中にぶち込む。で、一番勝った奴が、負けた奴のオンナを自由にできる。檻の中のオンナたちが必死に助けを求め叫ぶ中、男どもはオンナを賭けてプレーするのよ。これでドヤ?」
「安藤さん・・・って、いつもそんなこと考えながら、ゴルフしてるんですか?」とジュニア。
「まさか・・・。そういうことはよく考えるけど、ゴルフは今日がはじめてだから、いつもそうしているわけじゃないよ・・・」
「あっ、いや、僕の質問は・・・」
「みなまで言うな。お主の質問を茶化したまで。許せ・・・。しかし、それくらいの想像力を働かせながらやらんと、モチベーションが持たんやろ。それにお主も、こっちの方は嫌いじゃなかろうて」
「あっ、はい、嫌いじゃないです」
「でも、安藤サン、それオモロイでんな〜」と兄山。
「でっしゃろ〜。丁さんが言うてはったやありまへんか、ゴルフは想像力が大事やって〜」
「いえ、僕が言った想像力という意味はですね〜」と割り込む丁さんに
「シャラップ、みなまで言わんでええのよ」と牽制球。
「じゃあ、意見もまとまったところで、さっそく世界で一番大切な彼女を差し出したまえ。兄山、どの娘だ?女房はいらんぞ!」
「そんなもん、いま、居ませんよ〜」
「うそつけ!」
「じゃあ安藤さん、先に出してくださいよ」
「わしか?わしのオンナはちょっと出せんなあ〜」
「なんすかそれ!びっくりしますわ〜」
「それはちょっとずるいですよ〜」とジュニアからも非難。
「じゃあ、わかった、涙をのんで出すよ。ただし、お前らには絶対に渡さんからな〜〜〜。まゆゆ渡辺麻友・・・。これでどうだ。不足とは言わせんぞ〜〜〜」と決断したころ、みなさん、おタバコを吸いながら次のプレーの準備にとりかかっておられました。
(つづく)