1314 いじめと教員
>いじめの責任がすべてが教師にある・・・とは言わないが、、、
いいえ!「学校でのいじめ」は全て教師と学校側にその責任が有ります。
光頭老老師から潔いコメントをいただきました。
拙ブログno1349「自殺はなかったことに2」(9/19)の記事に対してだ。
安城の今池小学校の近所に住まれる老師は、日々、マンションから校庭をながめ、我が子のように、子供たちを見守っておられる。そして、実際、子供たちとの接触も多く、こと昨今の「いじめ問題」「教育問題」に関しては、熱い思いを師のブログ「還暦・古稀のホームページ」
http://www.nurs.or.jp/~yide/index.htmlで綴られておられます。
私は老師の「いじめ」「教育」関連の項はすべて拝読させていただきましたが、まったく同意の内容です。
が、老師から上記のコメントが届きました。逃げ道を作らないその潔さには敬服いたしますが、戸塚ヨットスクールの勉強会で知り合った現中学教員、元中学教員の熱血先生がたから、直接、お話を伺う機会があり、考え方が少し変わりました。
「モンスターペアレンツ」の脅威は、現場を知らない、我々が想像する以上のもので、例えば、今回の大津事件の主犯格少年の母親の一連の行動を見るにつけ、彼らの主張はもっともだと思いました。
主犯格の少年の母親はPTA会長で「うちの子こそが犠牲者だ」とか言ってビラまで撒いているというではありませんか?
勉強会に参加した先生は、不良どもを叱りつけるとやれ「パワハラだ」、やれ「言葉の暴力だ」とクレイジーモンスターが学校に怒鳴り込み、校長を脅し、「教育委員会に訴える」とかわめき散らすそうです。
だいたい校長になる連中なんて、エリート畑で「いじめ」に遭遇したこともない「事なかれ主義」の権化ですから、熱血教師を呼びつけ「キミの指導は行き過ぎだ。父兄や生徒と問題を起こさんでくれ」と一方的に叱責された上でマイナス査定され「問題教師」としてレッテルを貼られる。
「熱血教師」はバカバカしくなり、ある者は辞め「元・教員」となり、現教員は「不良が居ても無視を決め込む。3年間、嵐が過ぎるのをじっと待つ。ここで、この不良どもを軌道修正してやるのが、自分の使命だけど、本気で取り組めば取り組むほどに、自分の立場が悪くなり、下手したら免職に追い込まれますから。このまま、この生徒が成長して、結局、最後に困るのは、そいつらの親たちですから。その不良に迷惑を掛けられる、他の生徒には申し訳けありませんが、現行の文科省の教育制度では、もう一個人の教員では対応できないのが現実なんです」と。
な〜るほど、先生も大変だ。どこの分野でも「正義」「熱意」を通そうとすればするほど「事なかれ」連中との「軋轢」「摩擦」は激化するばかり。警察だって企業だって巨人だって内部の不正を告発した者の末路は悲惨。必ずしも正義が勝つ世の中ではない。社会人なら少なからず経験がおありだろう。
光頭老老師、小生はそのような意味を踏まえて「いじめの責任がすべて教師にある・・・とは言わないが」と表現いたしました。
http://yoside.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-3914.html