少数派日記

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“安藤総理の少数派日記”

1356 ips細胞の実用化へ

まずは、京都大学再生医科学研究所の山中伸弥教授、ノーベル医学賞受賞おめでとうございます。
さて、この機会に読者のみなさまにも「ips細胞」の基礎知識を知っていただきたいと思います。ちょうど学研のこども用の説明があり、わかり易かったので無断拝借することにします。
ーーーーー以下全文ーーー
iPS細胞(さいぼう)
「iPS細胞」ってなんだろう? 
なんか難しそうな名前だね。わたしたち生き物の体は、細胞という小さなつぶが集まってできているよ。この「iPS細胞」という小さなつぶは、わたしたちが病気やけがをしたときに、復活させてくれるすごいらしいぞ!
京都大学がiPS細胞の研究センターを設立2008年1月22日。京都大学にiPS細胞の研究センターができたよ。世界で初めてiPS細胞をつくった山中伸弥教授がセンター長になって、山中教授のいる京都大学再生医科学研究所のスタッフやわかい研究者が集まったよ。

「iPS細胞(さいぼう)」ってなに?
iPS細胞は、神経や筋肉などいろいろな体の部分になることができる細胞で万能細胞とよばれているよ。
たとえば、病気で内臓が悪い人がいたとすると、その人の皮膚から細胞を取り出して、iPS細胞にすれば、そのiPS細胞を内臓の細胞に成長させることができるんだ。手術で、悪くなった内臓の細胞を、iPS細胞でつくった細胞と取りかえれば、病気をなおせるというわけ。今は、病気で内臓が悪い人は、ほかの健康な人の内臓をもらう手術をすることが多いけど、ほかの人の内臓はその人に合わないことがあるし、健康な内臓をわけてくれる人なんてそんなにいない。でも、iPS細胞だったら、もともと自分の皮膚皮の細胞から新しい内臓の細胞をつくれるよ。

iPS細胞はどうやってできたの?
生き物は、最初、1つの細胞で、それがどんどん分かれていって、たくさんの細かい細胞が手や足、頭、内臓などになっていき、赤ちゃんになるよ。つまり、赤ちゃんになる前は、いろいろなものになる可能性をもった細胞のかたまりなんだ。そこで、皮膚の細胞を取り出して、その細胞がまだいろいろなものになる可能性があったときのような状態にもどすことのできる遺伝子をさがしたんだよ。そして発見されたのがある4つの遺伝子。それらの遺伝子を皮膚の細胞に入れることで、神経や筋肉などいろいろな体の部分になることができるiPS細胞ができるんだ。

まず、マウスを使った実験は成功したよ。まずマウスのしっぽの細胞を取って、ips細胞に変化させ、そして、その細胞をマウスの体に入れて成長させたら、神経や消化管組織、やわらかい骨が入りまじったかたまりに成長して、さらに、ピクピク動く心臓の筋肉や神経の細胞にも変化したそうだよ。そして、人間の皮膚からもマウスのものと同じようなiPS細胞をつくることにも成功したんだ。
ーーーーーーー以上ですーーーー
だいたい、おわかりになりましたでしょうか?
私の中国での仕事は、このips細胞に大きく関係しています。
「腎臓移植」が、以前のように、ままならなくなった現在および将来に対して、ips細胞の実用化は急務を要していますが、日本では、まだ実験段階で、実用化のメドが立っていません。
是非は別として、中国では、すでに一般に実用化されています。
それには、それなりの理由が、ありますが、まだ公の場面では書けません。
折も折り、先ほど、岡山大学の粟屋教授から直々にお電話が入りました。
厚生労働省からの依頼を受け、中国での臓器移植患者の追跡調査をすることになったので、協力を願いたいとのこと。患者さん個人のプライバシーもあるので、どこまでできるかわかりませんが、協力できる部分はいくらでも協力します、とのことで、明日、渋谷で初めてお会いすることになりました。