少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2223 また消えゆく昭和駅弁


時代の流れとはいえ、寂しいいかぎり・・・。
コンビニのベルトコンベアー金太郎飴弁当に、手作りの駅弁が太刀打ちできず、姿を消すそうだ。
なんでもかんでも合理化、そして資本主義の波に古き良き昭和の時代が消されていく。是か非かでいえば「非」。善悪で言えば「悪」。こんなことはよろしくない。残すべきものは残せ。昭和遺産。


ーーーーネット記事から抜粋ーーーーー


高松駅弁>解散へ 鉄道高速化やコンビニ進出が痛手に
毎日新聞 4月29日(火)18時5分配信


JR四国は、子会社である弁当製造販売会社「高松駅弁」を今年9月末にも解散する方針を決めた。高松駅弁は4期連続の赤字で債務超過に陥っており、「潮時と判断した」としている。
一方で、JR四国は車内や高松などターミナル駅での販売を念頭に、弁当製造の外部委託に向けた交渉を行っている。ただし、製造コストと売価の抑制は難しく、コンビニエンスストアとの競合に打ち勝つだけの戦略を見いだせていない。【伊藤遥】



高松駅弁」は、弁当の製造・車内販売事業と、弁当店とうどん店2店、土産店を運営。4店舗とも5月11日に閉店し、弁当店とうどん店はJR四国グループの子会社が運営を続ける。土産店は閉鎖する。
JR四国の駅弁事業の悪化の遠因は国鉄民営化直後の1988年の瀬戸大橋開通と宇野港岡山県玉野市)−高松港間の宇高連絡船の廃止までさかのぼる。四国唯一の玄関口だった高松駅や連絡船内で扱った弁当類の売上高は87年度に23億9700万円。ところが、橋開通による高速道路利用客の増加やコンビニエンスストア進出などで業績は悪化。アンパンマン弁当などユニークな弁当の開発や駅弁選手権の開催など駅弁振興の手を打ったが、売り上げ減はとまらず、12年度の売上高は5億6800万円にまで下落。09年度からは4期連続赤字に陥った。

 
採算が悪化し、2003年に廃止した駅弁の車内販売は鉄道ファンらの要望に応え、09年に復活し、現在、四国内で唯一、高松駅弁が、予讃線土讃線で車内販売している。今も採算はとれないが、「お客様へのサービスとして赤字覚悟」でグループの子会社に事業を引き継ぐ予定だ。


 ◇高速化で飲食時間短く

 
駅弁事業が苦境に立っていることについて、JR四国では、鉄道の高速化により、車内で飲食に費やせる時間が短くなったことや、駅弁自体の利益性の低さ、売り物となる「名物弁当」の材料確保の難しさなどを挙げる。
鉄道が高速化したことで、新幹線ですら車内販売の採算は厳しい上、ビジネス客がコンビニエンスストアに流れている傾向にある。また、技術的には、駅弁は常温で1日保存できるという基準をクリアするため、調理や衛生面でコストがかかるという。
さらに、四国では、アナゴ、タイラギ貝など駅弁最大の売り物となる「地元オリジナルの名物」は乱獲などの影響で価格や材料の確保が不安定となり、コスト高の要因となっている。
JR四国事業開発部の山西弘泰部長は「家内工業でやっているところはうまくいっているが、大規模生産は大手でも駅弁だけでは食べていけない」と語る。
(安総注=個人的に言わせてもらえば、温かみのある家内工業の駅弁が食べたい。大手の資本工場で造る、どこにでもある大量生産弁当は味気がない)


今後の販売戦略について、東京や大阪の物産展への大量出品を一例に挙げるが、配送コストが高いのも悩みという。
(安総注=でも、物産展で食べる駅弁はなんか違うんだよな。デパートで自動的に利益を30〜35%も抜かれた物産展の駅弁は何だか内容を間引きされたようで、意味がないし、駅弁は旅行と一体となって意味を為すというのが持論)
山西部長は「列車に乗った楽しみとして駅弁は欠かせないアイテム。なんとか四国4県でできるだけ長く販売したい」と話している
(安総注=なんとか頑張って欲しい)


ーーーーー以上ーーーーー



締めが、ロッテのガーナとは気が合いそう。
やっぱり峠の釜めし弁当には衝撃を受けましたし、地味ですが、福島の伊東屋の駅弁が好きです。
もう、国鉄の駅はコンビニに占領され、東京駅の駅弁コーナーもがっちり印刷されてビニルで包装されたコンビニ弁当みたいで、風情なし。このコレクターさん、偉い、アッパレあげてくださうい。
名古屋の「だるま弁当」ガンバレ! 安城北朝鮮中学の同級生が社長です。



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