少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2336 コロンビア大学医学部

今回のNYの大きなミッションである、コロンビア大学医学部、臓器移植医療、国際部の主任と連絡がとれ、ようやく、日本人患者の受け入れの概要を入手できました。
何かの参考までに大まかな内容を記しておきます。


まず肝臓移植。フィジカル的な条件をクリアすれば受け入れてくれます。
費用は60万ドルのデポジット(預け金)が条件。日本円で7200万円と高額です。この額が増えることがあっても下回ることは、たぶんないでしょう。待機時間は約一年。悪化しなければ移植の順位は上がりません。これが命の値段です。


次に腎臓。基本的に受け付けていないそうです。ただし、ドナーを同行した場合に限って、受け入れ可能。
どういうことか?
日本では生体ドナーになる場合、3親等内の親族、もしくは6親等内の血族という規定がありますが、アメリカにはその規定がなく、ドナーの承認がとれれば第三者でもかまわないこと。これは、かなりグレーな香りがします。知りませんでした。費用は肝臓移植と同じくらいだそうです。


心臓は赤ちゃんのみだそうです。


肝臓移植の費用に関しては、中国でのそれの2倍から2・5倍ですね。
臓器移植は、手術する医師の技量や病院の設備もさることながら、やはり最大の焦点はドナーとレシピエントとのマッチングと、ドナーの臓器の鮮度や年齢や感染症の有無です。
高いから良い、安いからダメという明確なボーダーラインは存在せず、あくまでも患者側の安心感とか信頼感とかいうレベルが判断基準になるように思います。
もちろん、中国と米国、どちらが最先端で技術が革新されているかと言えば、間違いなく米国です。医師のレベルも施設のレベルも比較になりません。しかし、前述したように、肝心要のドナーに関しては、比較の仕様がありません。


最終的には、患者さんの経済状態や、家族や本人の意志が優先しますが、患者さんに対して、ひとつでも多く、選択肢となる情報を提供することが、そもそもの使命なので、それについては成功したと思います。


本日でNY滞在14日目。本来なら今朝の便で帰国予定でしたが、足の治療のため、医師から、まだ搭乗許可がおりず延期です。
昨日もJALの不味い対応とやり合いました。クリスマスシーズンで対応する人数が少ないという言い訳。バカか・・・と思いました。クリスマスシーズンだから乗客は増え、運輸サービス業としては、逆に増員して対応に当たるのが当然だろ。これが、アメリカ人的発想で、義務を放棄して権利ばかりを主張するというヤツです。
ここは、確かにNY。アメリカではあるのですが日本航空は日本の会社でしょ。クリスマスは本来は宗教行事だから仏教徒が浮かれること事態が、単なる便乗商法に乗せられているだけ。乗るのは個人の自由だけど、その延長線上に職務怠慢があっていいわけがない。
どーしても、JALの職員がクリスマス休暇が欲しいなら運行そのものを止めればいいだけの話。自分たちの休暇を最優先して、乗客に迷惑をかけるとは、また昔のJALに逆戻りですな。


一旦、経営破たんして、真摯な態度になったのもほんの束の間。あっと言う間に黒字に転換すると、またこれかよ。親方日の丸の支援はとてつもないね。ANAが不公平だ、と訴える気持ちがよ〜く理解できました。
マイレージであと一回はNY往復できますが、それを使い切ったら、来年からはANAカードで支払いして、ANAマイレージを貯めることにします。