少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2577 いにしえの共謀罪

6/15-17  FB投稿

それにしても共謀罪ヤバかった。
この法案の成立があと30年早ければ、少なくとも5人の逮捕者が、あんまき高校から出ていたはずだ。

この投稿は、あんまき高校関係者も傍受しているので、対象者の氏名は伏せる。

イニシャルトークでもヤバい、時効成立前だ。

当時、あんまき高校三年の男子生徒5人が共謀して、女子高生強姦事件を企てた。

ターゲットはマドンナの🙆🙆。イニシャルだけでもバレてしまう。

5人の犯人グループは、自転車通学の彼女の下校時刻を狙う計画を立てた。

主犯格のAがノートに綿密な犯行計画を記入する。
まずは地元の地理に明るいDに犯行現場を探させる。条件は人気のない田んぼ道。

できれば草むらのある土手が理想。

そして、自転車の彼女と、反対側から自転車で偽装正面衝突。
この人選は悩んだ。なぜならば全員が彼女と同級生。面が割れている。

覆面をかぶる案も出たが、それではハナから怪しい。疑われたらおしまいだ。

あくまでも、偶然を装い、正面からぶつかり、彼女を土手に落とさなければ成立しない。

熟慮の末、首謀者のAが推挙され可決した。
さて、問題はここからだ。ここからが、この事件のキモである。

土手から落とした彼女を気絶させねばならない。

相手はマドンナだ、できるなら手荒な真似はしたくない。

そこで登場するのが天下の宝刀クロロフォルムである。

これを彼女に嗅がせればイチコロという構想だ。
さすがに、田舎の高校生でもクロロフォルムが簡単に入手できないことくらいは知っている。

劇薬だ。

されど、刑事ドラマでは犯人は漏れなく持っている。そして共謀犯らには必殺技があった。

AはBにクロロフォルムの入手を託した。
「なんで俺がそんなことやらな、あかんだぁ?」Bはいっちょまえに抵抗した。
AはBの悪事を多数握っている。

「なんなら文集(学級文庫みたいなやつ)にタレ込んでやろうか」このひと言で大抵のことはかたがつく。Bはしぶしぶ快諾した。(良心の呵責と、彼女を強姦できるという希望が同時に湧いたのだ)

Bの親父さんは、愛知県警の鑑識課の親玉だった。

だからクロロフォルムの入手は決して絵空事ではない。彼女を土手に転がしたあと、Cがすかさず背後から彼女を羽交い締めにすると、Bがクロロフォルムの染み込んだハンケチで彼女の口元を塞ぎ、気絶させる。

DとEは土手の上で見張りをして、彼女の自転車を草むらに隠すという役割り。問題は彼女を犯す順番に発展した。

ここまで計画が順調に進むと、我先にと名乗りをあげる。気持ちはわからんでもない。

ここはひとつ、リスクの高い順にしようじゃないかという意見と、いや、みんな同罪だから公平にアミダで決めようという派と真っ向う対立し、険悪なムードにもなった。
結局、順番の件は紛糾し、下校時間が来て時間切れ、翌日に持ち越しとなった。

で、翌日。みな、Bの登校が待ち遠しかった。

野郎の登校を楽しみにする野郎はオカマ以外そうそういない。

「で、どうだった?クロロフォルム!」Aが先を付く。
「あかんて。おまえ、そんなもん、何に使うだあ?って親父に聞かれたがや?」とB。
「おまえ、なんて、答えた?」とA。
「そんなもん、なんでもええがや、とにかく一本持って来てくれって言ったらヨォ、おまえ、お父さんを犯罪者にする気かって言われたがや」とB。
「おまえ、それストレート過ぎやろ。もそっとアタマ使えや」とA。

かくして、クロロフォルムの入手に失敗。故に強姦計画は挫折。

見張り役のEは、わざわざこの日のために新しいパンツを履いて来たというのに、酷い落ち込みようだ。
何も知らぬ彼女は今日も無邪気にクラスメイトと笑いはしゃぐ。

共謀罪

あと30年早ければ、日本で最初の高校生逮捕者が愛知の片田舎から出たに違いない。