2812 自殺少女への冒涜
10/17-16
これは酷いですね、青森県黒石市。
8月のお祭りの写真コンテストで市長賞(最優秀賞)に決定したのが、少女の写真、13歳。
ところが、この少女、その撮影の10日後に、いじめを苦に自殺。
その経緯を知りつつ、市審査員は、この写真を市長賞に決定、両親の承諾も得る。
両親は、少女が生きた証として、この受賞を喜んだ。
ところが、内定の翌々日、決定の翌日、事態は一変。
死者を受賞の対象にするには「ふさわしくない」という、全く意味不明、不可解な理由から受賞の撤回。
奇しくも少女の49日と重なる。
悪の行政、行政の悪。
弱者を、これでもかと踏みつける十八番。これが、日本の役人社会。
死者に人権はない。
これが、いわゆるエセ人権派弁護士にも連動する不条理な日本社会の実態。
他人の死の痛みを自己に置き換える想像力のない愚。
アメリカは好きではないけど、これ、アメリカなら100%、市長クビです。
これを少女からのメッセージと捉えるならば、地方のひとりの少女のいじめ死、彼女が命を賭しての訴えを、こうして全国区に広めたという悲しき広報。
ひと、ひとりの死は、みな平等。
特に自死は、逃避ではなく、最期のメッセージというのが私の持論。
伝達、発信方法に大きな問題、過ちがあるにせよ、受信できなかった側、見落とした側の後悔に追い打ちをかける、弱者と死者のためには決して存在しない行政という故意的悪の組織を、明日は我が身と捉え、我々は決して決して見過ごしてはならない。