3964 落花飛花 吹雪く春
4/7/19
「朝(あした)には落花を踏んで 相伴って出(い)づ」
朗詠の主は音楽の奇才・豊原是緒(とよのはらこれお)。
その後、是緒は謎の失踪をする。
4/7付の読売朝刊、「落花」(澤田瞳子)の書評より。
評者(加藤 徹 明大教授)
著作には平将門も登場するので、平安時代中期のことと思われる。
以下、生駒さんの記事より
【花吹雪】
散り際の美しさといえば、やはり桜。
「落花(らっか)」「飛花(ひか)」といえば桜のこと。
風に吹かれて花びらが舞い散る様は「花吹雪」「桜吹雪」。
散った花びらが川面に浮かぶ様は「花筏(はないかだ)」。
花びらが散り終わった後は、蕊(しべ)がさらさらと散る「桜蕊降る(さくらしべふる)」で
ようやく花の季節が終わり、葉桜の季節へと移り変わります。