4293 新種の宇宙人
5/31/16
北海道北斗市の小学2年生行方不明事故。無事に見つかることを祈ります。
実は10年ほど前、東京笹塚でも似たような事案がありました。
母親と意見の合わない、小2少女当時7歳。
母親と少女はエブリモーニング、つまり1年365日、1日も欠かすことなく、毎朝毎朝、激しいバトルを繰り広げます。理由はわかりません。
そのバトルはハンパではありません。ですから、その家には目覚まし時計は要りません。
10日に1度くらいは、本当に殺し合いが始まったと思い、様子を伺いに行きます。
そんな中、ついに両者の堪忍袋の緒がぶち切れ、決裂の時がやってきました。
「そんなに嫌なら、安城のおばあちゃんちに行って、そっちで暮らせ!」母親の売り言葉に「じゃあ行くから、電車賃よこせ」小2の買い言葉。
「そらよ」母親は少女に1万円札を渡す。
2時間、3時間経っても小2が帰宅する気配がない。母親は青ざめて京王線笹塚駅へ走る。
駅員に尋ねる「小2の女の子、来ませんでしたか?」
駅員、答える。
「来ました。安城まで切符ください、って一万札渡されました」
母親、「えっ?それで?」
駅員、「ここでは買えないよ。まず新宿まで行って、そこから東京駅に行って、そこで買ってね、と教えました。で、両替して、とりあえず、新宿までの切符を買ってあげましたけど、なにか?」
母親、「ハ〜?」
そこから捜索開始です。
新宿駅に小2少女の捜索が始まりました。
小2少女は数時間後に、ひとりで無事に帰宅しました。
母親は「そんな小さな子どもに、しかも、裸の一万円札で電車に乗る不審な子供に切符を買い与え、安城までの切符の買い方を具体的に教えるなんて」と、京王の駅員に怒り、小2少女は「新宿まで行ったけど、電車がいっぱいあって、どの電車に乗れば、東京駅まで行けるのか? あの笹塚の駅員の指示がちゃんとしてなかったから東京駅までも行けなかった」と憤慨。
確かに両者の駅員への指摘には一理ある。
大事に至らなかったことは、幸いでしたが、翌朝、また、大バトルで目が醒める。
そして、午後、小2少女は学校から帰宅すると「ママ〜」と言いながら必ず母親とハグをする。
毎日。
朝と夕、私はこの光景を目撃するたびに「なんと気持ち悪い人たちなんだ」と心底そう思う。
新種の宇宙人かも知れない。
小2少女は12年間連続無遅刻無欠席というから、新種というか珍種かも知れない。