6/13/19
「傷口を覆うガーゼはご持参されましたか？」
「いいえ、病院にあると思って何も持ってきませんでした」
「そうでしたか。じゃあこちらで出しておきます！」
い、いつからそんなシステムに？知らんがな？ここ病院ちゃいますの？ これ国家公務員病院。
「すみません、書類入れる封筒を1枚いただけますか？」
「申し訳ございません。規則で封筒はお渡しできないんです」
こちら宗教病院。
世知辛いなぁ。
節約は大事だけどそこまですんのかい！ほかに節約せないかんところ、例えば電気代、水道代、そして不要薬物投与代とかね。
次、中国の国際病院の話。
「ごめん、ちょっと指を切っちゃった。バンドエイド1枚くれる？」
「申しわけありません。1枚1元(13円)になります」
「え？金取るの？」
「はい規則ですから」
相手は新人茄子とはいえ、こちらは毎日VIPルームで勤務している国際部の部長さん、顔くらい知っとるやろ！最初は冗談かと思いきや、彼女は真剣。
で、まあいいやとポケットから1元札出す。
「あのすみませんが、会計に行って領収書をもらってきてください。それでないと渡せません」
ここで国際部長キレる。
「規則はわかる。もし、今ここで、腕を切り落とされてのたうち回る人がいたとして、止血の包帯を要求したら、それでもチミは会計に並んで領収書を持って来いと、言うのかい！」
「当然です。規則ですから」
松坂の屁理屈ジジイみたいな輩がどこにでも時々いる。
