今回の中国は２週間でしたが、移動日が2日あるので正味12日間です。新安城のレトロカフェの商品の仕入れや印刷物の準備などもあり、普段より忙しかったのですが、携帯を紛失したショックで非常に長く感じられました。
あの人とはまた連絡がつく、あの人は無理だろうな・・・、あの娘はどうだろう・・・、考えても仕方ないことをうじうじと悩んでいます。
最近少し「風水」の本などをぱらぱらと読んでみたりしています。思い当たるふしがいくつかあり、これも風水でいう「必然」なのかな・・・などと思ってみたりしています。
僕は、高橋の３年手帳という、一冊に３年分のスケジュールを書き込める手帳を2001年より利用しています。これに記録することにより、３年ごとの過去をみることが出来ます。５月23日の欄にも「携帯紛失」と記録しました。
で、その時には気付かなかったのですが、数日後、その手帳を見てハッとしました。08年と09年の５月23日の欄が2010年のすぐ上の欄にあるにもかかわらず、僕は大切なことを忘れていました。
08年５月23日は知立高校の同級生のＮ君が肝臓癌で旅だった日だったのです。09年の命日には有志で献花をお届けしたのですが、今年はそれを忘れていたのです。
今年の命日にも、中国に行く前までには手配をしておこう、とずっと思っていたのに、完全に抜けていました。自分の行為がいかにウワベだけのものだったかという恥ずかしい証です。もし、携帯の紛失がＮ君の天国からのメッセージだとしたなら、それはそれで有難く嬉しいことではあるのですが。
人一倍、記憶力には自信のあった僕ですが、最近では本当に自信喪失です。「忘却」と「消去」。消さなくてはいけない不要な悩みや過去はなかなか消去できないくせに、忘れてはいけない大切なことをいとも簡単に忘却してしまう愚かな自分の記憶にまたうろたえ、きょうは何も忘れていないだろうかと、疑心暗鬼になります。
「TO DOリスト」という一日のやるべき行動を紙に書き、それを持ち歩き、スケジュールをこなすようにしています。相手がいることなので、なかなか思うようには進みません。本日も１か所目で繋がる予定だったネットが３か所目でようやく繋がりました。
明日は５時に中国の部屋を出て午前の便で帰国です。今はバックアップしたはずのＣＤにちゃんと記録が反映されているだろうか、とそんなちまちましたことに悩んでいます。
