少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

633 レトロカフェその後2

レトロ商品を店に置くには賛否両論があった。
「なに〜、こんな汚いもん、何で店に置く〜う〜?」
ある女性から何年経っても耳慣れない、ど三河弁でそんな風に言われたこともあった。
「必要な人にはお宝。いらん人にはゴミ。ひと言で言うと価値観の相違だよ」
そんな当たり前のことを言うのも面倒くさいが、なるべく角が立たないように、僕はそう言って「批判分子」を退けてきた。それでも、わからん人は「ふ〜ん、こんなもん誰が買うの〜。私はタダでもいらんわ〜」となお言ってくる。毎度の平行線にいささかうんざりだ。
中国で購入してきたB級雑貨用品も「こんなもん、何で買ってきた〜ァ?こんなもん100円ショップでいっくらでも売っとるじゃん!」とスタッフにまで言われた。儲けるために買ってきたんじゃない。「ビリケン」に行けば面白いものがある、という客寄せだ。100円で買ってきたものを150円で売る。手間賃、運送費、数量を考えればビジネスではない。それに100円ショップでは売っていないのだよアケチくん。似たようなものは売っているけどね。
そんな4月21日、ある女性がある女性客を連れて来てくれた。
「うわ〜私、こういうの大好きなんです〜〜〜〜」
ほら見んさい。僕はこういうお客さんに来て欲しいのだよアケチくん。
聞けば彼女、北海道から三河に嫁いできて、お隣の知立市でレトロ&雑貨ショップを経営しているそうだ、ど〜りでね。
お店の名刺をいただいたのだが、お店のホルダーに入れてきてしまったので、ショップ紹介は次の機会に。
「今度、うちのお店のお客さんにも紹介しますう。みんなこういうの大好きなんです〜〜〜〜」
よっしゃ、つまりはそういうことなんです。これで僕も文句言われず面目が立つというもの。日記は「少数派」だが、レトロファンは「少数派」ではないよ。それでもスタッフのひとりは言う「どこに、そんなもの好きな人がおるの〜?」
もの好きな人がおらんかったら「何でも鑑定団」なんて番組は成り立たないし、日本から同様の店はすべて消滅するやろが!(つづく)