少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

634 レトロカフェその後3

次の問題は集客。最大の問題である。
すべての経費(人件費、食材費、光熱費、家賃、初期投資の分割分など)と売上(飲食のみで物販は別)から試算して、損益分岐ラインは1日平均60人の集客が必要です。
座席数は36席あるので、これが日に2回転弱。
営業時間は朝8時〜夜7時として1日11時間だから、1時間に5〜6人の集客でOK。
シュミレーションとしてはモーニングサービスで10人、ランチタイムで20人。これで目標人数の50%は到達で、残りの30人を空き時間で埋めるというのが僕の構想。しかし、これが現段階では構想ではなく妄想になりつつある。
決して無理な計画ではないと思う。もし、僕の商品が売れたら、それが僕の取り分だが、高額商品はまだひとつも売れていない。
現在の集客は平均すると目標人数の約10%程度。日に5〜6人だ。
つまり、赤字経営で収益的にはやらない方がいいということ。
最初の3カ月は赤字でもやれる運転資金を計上していたが、姉に言わせると「このままだと持って年内」ということらしい、と他人事みたいに僕は言う。昨年11月の開店から、この5月10日でちょうど半年を迎えるというのに・・・。
これといった秘策はないが、現在、スタッフの都合で営業時間が午前8時〜午後4時までなので、実質、お客さんが入れるのが午後3時30分までといささか中途半端な状態だ。しかも日曜祝日がお休み。ん〜ここは改善すべき点で、スタッフのスカウティングが明暗を分けるだろう。
あと、諸経費の高騰も苦しい。特に卵が1個13円から26円にほぼ倍増された。店の前のイトーヨーカドーでは10個88円の安売り卵お一人様1パック限りのセールに信じられないほどの長蛇の列が果てしなく延々と続いている。
話は飛躍するが、実家で卵と米を販売している元ドラゴンズのM下投手は、東京のさくら水産の500円ランチ生卵食べ放題で8個の生卵を食べた。僕の以前の職場の日刊ゲンダイの後輩のK見記者はやはり、ゆで玉子食べ放題のラーメン屋でゆで玉子8個を食べたが、もし、このような店が新安城にできたとしたら、いったいどこまで列ができるのだろうか?と僕は思ってしまった。
ビートたけしさん主演映画「血と骨」では主人公の妻(鈴木京香)が戦時下、幼子に食べさせるため、農家を訪ね、土下座して反物2反と卵2個を交換してもらうシーンを見たが、一度に卵8個を食べる人は、そのころの人の生まれかわりじゃないかと思ってしまう。
それにしても安城の人もすごい。愛知県はトヨタ様のお陰で個人の貯蓄高は毎年全国ナンバー1。日本での地域としての平均貯蓄高がナンバー1ということは地球上でナンバー1ということだろう。そんな人たちでも、この88円卵に群がるのだ。卵恐るべし。ちなみに、ほぼ何でも食べれる僕だが、子どものころから未だに「卵かけごはん」は食べれない。
さて、話を戻すと、珈琲豆も一律20%の値上げ。近所の喫茶店2軒の珈琲の値段は390円と380円。ビリケンは後発であり店舗が2階なので、さらに値段を下げ360円、2杯目は200円でやっている。スタッフは値上げした方がいいというが、何とか年内はこのまま頑張りたい。
ところでビリケンの日替わり弁当680円は本当に値打ちだと思う。スタッフの料理の腕も日々充実して、かなりのものだと思う。ぜひ写真をアップして掲載したい、いつの日か。