少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

770 RING4

実は旧東海道沿いにある築100年のTKの実家を、市の区画整理の巻き添えで解体することになった、そうだ。
そこでレトロカフェを見たTKが「お前んとこでいるもんあったら、適当に持って行っていいぞ」ということになり、「ほいじゃあ、ありがたくいただくわ」という流れとなった。
しかし、その話を聞いたのが11/12(土曜日)、解体は二日後の14日(月曜日)だという。まさにワンデーチャンス。実行できるのは13日(日曜日)だけである。
来るのが火曜日だったらすべてがアウトだった。
話を聞いて、築100年の家屋を見せてもらう。カフェの内装に使える建具がごろごろある。これを運ぶには、トヨジのトラックが必要だ。
さっそくトヨジに連絡するも「明日はもう仕事が入っとるであかん」とわがままを言う。使えん奴。
ところが、驚いたことにトヨジとTKが知り合いだった。
というのもトヨジとTKは小中高とは別々で学校での接点はないはずだ。しかし、新安城不良グループのツレ同志だったらしい。
僕の母校の安城北中、と北部小学校の不良連中はみんな上郷中学出身のトヨジと繋がっている。
そんなわけでトヨジにASAPを頼むと「んじゃしょうがねえから月曜日に行ってやらあ・・・」と承諾してくれた。
さらにTKが「解体当日の運び出しだと、解体屋さんにも迷惑かけるで、事前に断りの電話をしといた方がいいぞ」というので、どこの解体屋か聞けば、そこの娘は、間違いなく北中3年G組の同級生。
さっそく電話を入れると、お母さんが出て「娘は嫁いでもう家にはおらんが、あんた何の用事があるだん?」と不審者扱いの詰問を受け、「実は・・・」と用件を伝えると「ああ、そういうことなら、弟が社長やっとるで、社長に言っといてあげるわ」と納得してくれた。
で、14日(月曜日)トヨジと現場に行くと、解体屋のトラックを見て、
「あれ、ほー言やあ、ここの解体屋の娘の家、オレが建てたぞ」と言い出した。その娘とは、間違いなく3年G組のSさんのことだった。
トヨジのトラックで2回に分け、荷物を運び、「不思議なもんだなあ・・・」などと話をする。
夜になり、同じ3年G組のM子に電話を入れた。暇なら飲みに誘おうと思い、この日の出来事を話したら「TKって私の親戚だよ」と言う。
「親戚同士が結婚したから血の繋がりは無いんだけど、法事とかに行くと必ず、あの子も来とるから、ずーと不思議に思っとたら、お前、知らんかったのか、実は俺ら親戚だぞ、と言われてびっくりしたわ〜」ということだ。
TK→トヨジ→解体屋さんの娘→M子→TK
RINGはまだつづく。