2723 メニエールの恐怖
9/2-15
あの最悪な1日は、2015年だったんですね〜。
訳あってお粥。胃の中、たぶんカラッポ。デブちんだから一晩で、1・7キロ減。
昨日は映画の日だから新宿ピカデリーで「日本の一番長い日」を観に行ったけど、人、人、人の長蛇で、どのチケットもすべて完売。
ようやく窓口に辿りついた時にはアニメしか選択肢がなくて、人いきれでフラフラ。
汽車で帰る気力も失くしタクシー。
自宅近くで、降りてから動けず、ご近所のご婦人が家まで運んでくださいました。
あとでお礼の電話しなくては。
追記・・・(9/2-17)
あの日は今でも忘れません。人生のなかでも十指に入るハーデストデイ。
それがメニエール症候群であるとは後に知る。
持病の突発性難聴と低気圧の影響で、三半規管がやられ、船酔い状態に。地球が揺れる。
帰宅してから、もう歩行不能。
横になっていても天井と床が逆方向に横揺れ縦揺れ、脳味噌も胃袋もシェイクされる。
這い蹲り、なんとかトイレまで、便器にしがみつき、吐く、吐く、吐く。
パンツのゴムの締め付けも厳しく、無意識に全裸になる。便器も回る。
また、吐く。
マジに死にたいと思った。マジに苦しい。
立つことができない。
全裸、便器を抱えるようにトイレを占領。
ショッカー様、1号、2号がトイレにくる、「邪魔だ」と言われる。
言葉を出せない。絞り出す。
「ごめん、オシッコなら風呂でやって・・・」
こんなに苦しいのは、間違いなく、生まれて初めて。
この時点ではまだ、これがメニエールだとは知らない。
救急車、誰か呼んでくれないか・・・自力では不可能だ。
吐き続けること8時間、もう何も無いはずなのに、胃液が出る。
うがいもしたいが動けない。
深夜0時を過ぎても、ゲーゲー、ウ〜ウー。
たまりかねてショッカー様が来る。
水の一杯もくれるのかと思いきや、かけられた言葉。
「うるさくてみんな寝れないんだよ、朝まで我慢しろ」
意識は半分以上、飛んでいましたが、私の聞こえる方の耳には、そのように聞こえました。
きっと二日酔いくらいに、思っているんだろうなぁ。
それでも精神が悲しいより、肉体が辛い。心の痛みはどうでもいい、この船酔いから解放されたい。
本当に死んだ方がましと、わずかな体力でエビ状態で蠢く。
今でも、低気圧が怖い。台風シーズンの9月。
台風と低気圧のない国に移住したい。
突発性難聴、メニエールは現代医学では防ぎようのないプレゼント。
ぜんぜん要らないけど。