3952 間と時空のズレ
4/29/17
「間」がもたらす時空のずれ、と言う四次元宇宙哲学のお話。
それが甲子園で起きました。
野球ファン、スポーツファンの方はぜひ読んでください。
興味深いストーリーです。
きっかけは今朝、ナースとの何気ない会話から。
「北からミサイル飛んでくるよ。最初は自衛隊中央病院が狙われるけど、その次はここ警察病院だよ、その時はどうする?逃げる?それとも患者さん助ける?」
「え〜考えたこともないですぅ〜」
「ダヨネ〜。チミ、お父さんとお母さんどこに住んでるの?」
「あ、福岡ですぅ〜」
私は福岡県の知っている高校、つまり甲子園出場校を片っ端から挙げたがどれも空振り、違いますと彼女は言う。
「もしかして、チミの高校は甲子園出場経験はないね?」と吹っかけると、彼女「あります」と言いつつ「たぶん」とも言う。
「どっちやねん」と恫喝して母校を聞き出すと北九州の「自由が丘高校」と。おじさん、その学校知らんがな、甲子園出てへんで、と言うと彼女「いえ、たぶん出てます」と言う。
「だってみんなでバス乗って大阪に行きました。それって甲子園ですよね?」
「確かに九州からバス乗って大阪で母校の野球の応援なら間違いなく甲子園だけど」
「あと、なんか太陽の塔みたいな変なオブジェみたいなものも見ました」
「それは変なオブジェじゃなくて岡本太郎先生の世界遺産だけど、まあ大阪は大阪だ。でも、それ修学旅行と混同してないか?」
「いや、野球です、野球です」
「対戦相手とか覚えてる?」
「いや、そう言うことは、まったく知りません」
「勝ったとか、負けたとかは?」
「さあ?まるっきり」
自分はここのガッコの野球部員でなくて良かった。そう思った。
カナちゃん(ナース)はおぼこい。それに世の中、野球に興味のない人も数多いる。わかっている。されど、である。
「カナちゃん、世の中、高校出た人はたくさんいるけど、母校が、自身の在学中に甲子園に出たという思い出のある人はそんなに居ないんだよ。PLとか早実は別としてね。それをよく覚えていないとか、大阪に野球の応援に行ったけど、それが甲子園かどうかわからない、なんて道行く人に話したら絶対にダメだよ。人命も大切だけど、思い出も大切にしなさい」
「はい、ありがとうございます」
カナちゃんはおぼこいから素直である。
「今からおじさんがネットで調べるからね」
「あ、それはやめてください。恥ずかしいです」
カナちゃんはおぼこい。別にスカートをめくるわけではない。
そしてネットを見て、私は震えた。
つづく。
コメント
クニアキさん「修学旅行で万博と南海ホークスあたりのプロ野球観戦した。甲子園でなく大阪球場で、とか?」
裏総理「さすがに南海ホークスは福岡に移転した。ホークスのルーツを辿る旅なら、それもありかも」
チカコさん「確かに、私が高3の時、夏の予選の決勝で負け、在学中に一度も甲子園行けなかったのは、痛恨の極みです。
卒業して10年以上ってから何度か西宮に足を運びましたが、その時の思い出と購入したグッツが宝物です。確か出たはず…はあり得ませんが、そもそも母校自体にあまり愛着がなければ、カナさんみたいになるのでは?」
裏総理「キーホルダーの一つも買わず、アルプス席の記憶もほとんどないとか。まだ25歳、戦前の話ではない。診察してやろうかと思います」
チカコさん「はい、脳を診察してやってください(笑)」
リョウイチさん「気になる!」
裏総理「続編をお読みください。現在3話まで校了」
ユリさん「テレビドラマのクライマックスでCM みたいなアップしおって(>_<)」
ヨシミさん「あーーー続きが知りたいっ!」
ダイスケさん「きになるじゃねーかちくしょう(笑)」
裏総理「このクライマックスに驚愕せよ!」