少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

4697 足元を見る引っ越し稼業

7/27/17

おはようございます😃
かつて お猿の籠屋がエッサホイサッサ と箱根のお山で ヘイ!タクシーをやっていたころ、まだメーターのない時代。

お猿は旅人のワラジの減り具合、足の腫れ具合を見て、料金を決めていたそうです。

足下を見る、という語源。

今日は引っ越し考。

一昨日のこと。私の支援者ご夫妻が、何軒かある持ち家のうち一軒300坪を売却処分するので、購入当時200万円以上もした家具を譲ってくださるとのこと。

で、安城の自宅に運んでもらうことにしました。
あの家具をエレベータ無しの3階に運ぶには素人では無理、プロに頼めば10万円くらいかな、かつての引っ越し屋バイト経験から、そう見積もった。

ネットで最安値引っ越しという項をクリックして、条件を入力した刹那、いきなり電話が鳴る。

「この度は、お見積もりのご依頼ありがとうございます。○○引っ越しセンターです」
誰もが知る超有名な大手。え?おたくに依頼した覚えはないんですけど〜???? と戸惑う間に、続々とキャッチホンが鳴る。

つまり、私の入力した条件がオンタイムで各引っ越し屋さんに同時配信されるというシステム。

我先に、凄まじい争奪戦。まあ、利用者には有り難い。相見積を取ることは常識だ。

で、業者は足下を見に来た。

私は電話だけなので正確ではない。現場を見て正確な見積もりをするという。結局4社が来た。現場は愛知県のS市。小山の中腹ににある絶景の300坪、冠木門のある豪邸二階建。いかにもお金持ち、成功者ゆえ温厚のご夫婦。たぶん、言われるがまま。私は現場には居ない。

夫妻は引っ越しとは別に、家中の不用品の処分も依頼したという。
で、A社 引越し代 10万円 処分代 27万円
B社 引越し代 処分代 込みで30万円
C社 引越し代 10万円 処分代 25万円

ご夫妻から電話が来た。「思ったより安かったわ、助かった。30万円のB社にするわ」
「ちょっと待って。もう一社くるから、そこの見積もりを待ちましょう。30万円は絶対に高い、有り得ない金額ですよ」
「いいの、いいのよ。覚悟してた金額より遥かに安いから」

そしてD社・・・引越しの日と、処分の日を別々に分けるという条件付きでなんと税込み20万円。至極妥当。
骨董屋時代、配送、処分も請け負っていたし、荷物の量は前回の安城行きの際に夫妻宅に寄り確認していたので、だいたい見積れる。そうです、20万円なら納得。

で、どうなったか?
当然D社20万円に決定・・・と思いきや、なんとA社37万円が逆転勝利。
昨夜、A社から私に値段交渉。込み込みで37万円を27万円にすると言う。「いや、20万円の業者さんがいるので、また別の機会に」と断ると5分後さらに電話が。
「わかりました。うちは税込み20万円、しかも引越しと処分を同じ日にやらせていただきます」
はい、決定。

最初の見積もり37万円はいったい何だったのでしょうか?
ボッタクリにも程がある。
足下見ましたね、完全に。

A〜D社、いずれも大手です。
値段があって無いような商売。大手は名前の信用で高くボッタくって、安く下請け業社に流すシステム。広告宣伝費もかかるから常套手段で、ある意味仕方ない。どの業界でも似たようなものだ、深くは責められない。よって超有名会社だが社名は伏せる。

ただ、一番良心的だったD社は公表します。正直な業者だ。
ハート引越しセンター。

みなさん、足下はなるべく隠しましょう!