少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

718 終戦と靖国

戦争が是か非かと問われれば非であるに決まっている。
過去を振り返れば「愚かな行為」だと残された人々の中にそういう意見を持つ人々も確かにいる。人の意見はそれぞれだから否定も肯定もしない。
では聞くが、もし、日本が戦争に勝っていたら、どうだったか?
それでも殺し合いという戦争は誰も肯定はしないだろう。しかし、負けたから日本は「悪」であり、勝ったアメリカは「正義」を誇っている。
それでも靖国神社は「悪」の象徴なのか?
民主党の閣僚や議員どもの言い分はそういうことだ。
産経新聞に掲載された江田五月法相のコメントがすべてを凝縮している。
靖国神社は国民精神を戦争へ駆り立てる役目を果たした」。だから終戦記念日靖国参拝はしないのだと。
今、日本はこういう閣僚たちによって運営されているのです。戦争犠牲者310万人の最前列で戦った英霊たちが祀られるこの神社に背を向ける輩とは一体何者ぞ。
僕は右翼でも国粋主義者でもありません。しかし、戦争で戦ってくれた戦士や犠牲者がいて、今の自分や日本の文化や伝統があるという事実に重きを置いているのです。
かつて、自民党議員が終戦記念日靖国参拝すると、マスコミがこぞって取材に行き「どうして参拝するのか」とエキセントリックなまでに追及したものですが、民主党になってから、この問題は収束した感があり、問題視しているのは産経新聞くらいのもの。本当にこれでいいのだろうか。
元スポーツ記者なのに知らなかった僕も恥だが、東京ドームの敷地内に戦死したプロ野球選手の鎮魂碑がある。64名の戦死した選手の名前が刻まれている。ここでプレーする現役選手たちは、試合前にちゃんと手を合わせたのだろうか?
人間は歴史を重ねて生きている。結果だけを見て是非を判断するのはいかがなものか。仮にあの戦争が「過ち」であったにせよ、日本国のために戦った人々に罪はない。感謝と哀悼を込め、恒久の世界平和を全世界に誓い靖国神社で手を合わせる姿を見せることが、日本のリーダーとしての役目ではないのか。僕は強くそう思う。