少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

257  凋落の名古屋牛乳4

「♪ん〜名古屋牛乳飲んでるかい?〜♪」
愛知県人なら誰でも知っている名古屋牛乳のCMソング。
「飲んでへんわい」と思わず怒鳴ってやりたくなるような、あきれたオッサンの対応。
僕は言ってやった。
「お宅のHPの会社案内の社員訓の2番目に、社員は売上目標を達成し、会社のために貢献しよう云々・・・なんて項目があったけど、あなたの回答ではまったく逆のことをやってるとしか思えない・・・。企業努力、営業努力という言葉の意味わかりますか?僕は東京に住んでいますけど、つい先日のこと、明治乳業の販売店さんが、牛乳やらヨーグルトやらサンプルを5種類もかかえて、是非お試しください、なんて持って自宅に飛び込みで営業に来ましたよ」
「ああ、それは牛乳じゃなくて加工乳でしょう〜」
「まあ、牛乳と加工乳の違いがイマイチよくわからないから、何とも言えませんが、こっちが言いたいのはそういうことじゃなくて、消費者の立場から言わせてもらうと、そういう努力をしている人や会社から買いたいということですわ」
「まあ、そう言われてもね、味はみんないっしょですから」
「わかった、もうけっこうです。時間の無駄でした」
僕は電話を切った。究極の正直者なのか、究極のアホなのか、自社商品を売り込む気力まったく無し。こんな輩が企業の顔として、見えない相手と大切な会話をする。目の前にいる相手との会話でも難しいというのに、見えない相手との会話ではその100倍は神経を使わなければならないはず。なぜならば電話の対応者は企業の代表者、つまり社長の代理であり社員の代表だからである。僕は名前も素性も名乗り、きちんとした用件を告げ、暇つぶしに東京から長距離電話をかけているわけではない。
たとえ従業員2人の小さな会社だとしても、電話の対応がその会社の信用となり、代表者の誠意を垣間見ることができる。僕の持論であり社会の常識だと思っている。その伝でいくと、この会社はアウト、名古屋牛乳がどんどん廃れていく理由のひとつを垣間見た気分になりました。
僕はこのブログを断然コピーして名古屋牛乳の社長と会長に送りつけてやろうと思います。
僕は今まで、原稿を書き、骨董品を売り、患者さんに医療サービスを提供してきました。プロである以上、自分にできる最上のものを、買ってくれるお客さんに提供したいと、誰もが思う当然の行為を実行してきた自信があります。これからやる喫茶店も全力でお客さんにいいものを提供していきたい。コーヒーや食品の味や値段もさることながら、それらの飲食料品が生産される過程、運ばれる過程で、いいオーラに包まれてきた商品とそうでない商品があります。世の中は万物が波動の中で呼吸をしています。水も空気も珈琲も牛乳も骨董も土も砂も。僕はお客さんにいいエネルギー、いい波動、いいオーラを持ったものを提供していきたい。
名古屋牛乳は少数派で頑張っている会社だとばかり思っていたけど、実際にはそうじゃなかったね。オーナー一族会社か何かで社員がやる気を失くし、腐っているのかな。特に牛乳なんてナマものは、腐ったオーラの人間を通して、絶対に支入れたくないね。
ホットミルク、アイスミルク、ホットココア(バンホーテン)、アイスチョコレート(ハーシー)、ホット、アイスチャイ、ミルクティー、カフェラテ、カフェオーレ、自家製ヨーグルト、ホームメイドチーズケーキ、ホイップクリーム・・・。喫茶店で使う乳製品はけっこう多い。日々の売上なんて微々たるものかも知れないけど、月単位、年単位で計算すれば個人消費よりはるかに大きいはずである。従業員155人の名古屋牛乳からすれば、席数わずか38の我がレトロカフェなど蟻ン子ほどの大きさで眼中にも入らないかも知れないが「1円を笑う者1円に泣く」である。
さて、乳製品の仕入れ先、また一から選考のやり直しだけど、オッサンの言う通り、本当に同じ味なら最安値の牛乳で十分ってことだよな。まっそれも悲しすぎるから、イト―ヨーカドーで調達して飲み比べてみることにしましょう。(完)