何十年ぶりだろう、レッドキングＦ島と下北沢の居酒屋「ぴあ＆ぴあ」（世田谷区北沢２−５−10 第５マツヤビル２Ｆ 03-3414-7899）で飲みました（といってもノンアルコールのホッピーだが）。
ここは25年前、僕が明大４年の時に出来た店。上海「Ｇ」のＫ会長の１号店だ。オープン３カ月前から下北に借りたＫ会長のマンションに居候したりして、店造りをお手伝いしてきた。もし中日新聞（東京新聞）に就職が決まらなかったら、僕はこの店で正社員で皿洗いをやる約束になっていた。
開店時には明大の同級生のドストエフ岩崎、口（くち）セリカ今井らに着ぐるみを着せて、チンドン屋をやらせたり、レッドキングＦ島・新小岩コンビニバンドに演奏させたりと、いろいろやったことが甦る。この25年間でＫ会長は店舗を110店舗に拡大し、上海ではそのうちの１店舗の閉店にも遭遇した。
僕とレッドキングは昔を懐かしみながら、ノンアルコールのホッピーを何本もおかわりした。震災の影響で、客足もめっきり減り、この日（4/25）も最初は静かな出足だったが、７時近くなると学生の団体予約が100人くらい入り、かなりにぎやかになった。それにしても女学生がやたら多い。聞けば東大の何とかサークルだとか。僕らが学生のころ、飲むのは悲しいかな野郎ばかりだった。それもタチが悪い。酒が回ると服など着てるヤツは一人もおらず全員全裸、誰か居なくなったと思えば外で酔っぱらいと喧嘩している。
そういえば、あの日の夜も、口セリカ今井が「ぴあ＆ぴあ」の前に停めてあったヤクザの外車に訳も無く、突然蹴りを入れ、全員で土下座して謝ったっけな。当の口セリカは「ぜんぜん覚えていない」というから、その日から、僕は口セリカを恐れている。
そんな口セリカから先日、何年かぶりに電話がかかってきた。
「安藤さん、久しぶりに飲みに行きませんか？」
僕らの中ではちゃんとした企業に就職した数少ないインロー人間のひとり。東京出身の彼だが、就職した企業の本社が安城市にあるとは面白い。なんでもＧＷ明けから博多に単身赴任するという。
これもまったくの偶然だが、口セリカとＫ会長の奥さんが同じ中学の先輩後輩だった。明日（5/2）は巣鴨あたりで久々にアブナイ人たちが集まる模様。
