734 突発性難聴

引退した島田君と入れ替わりに避暑から戻りました。
8/23〜9/8まで17日間、一歩たりとも娑婆に出ることなくクスリに浸かっていました。我慢強いということは美徳ではありますが、危険が伴います。おかしいと思ったらすぐに病院へ行きましょう。早く行けばなんとかなることも、我慢という壁が手遅れにさせます。
僕の場合、ひどいめまいと吐き気と止まない耳鳴り。僕にもう少しの知識情報があれば、これが「突発性難聴」という病気だと自覚し、すぐに病院に行けば、なんとか回復する可能性がありました。発生から３日以内のステロイド投与の治癒可能性はかなりの好成績だそうです。
僕の場合、かなり我慢したので最早、手遅れの段階でした。
最初の激しいめまいが、もし、屋外にいたなら、そのまま倒れて、きっと救急車のお世話になり、助かった可能性もありました。ところが倒れた場所が自宅だったため、少し休めばなんとかなるという、ひと晩の様子見がいけなかった。金曜日の夜に激しい揺れ（最初は地震かと思ったら、自分自身が揺れていた）が来て、病院を予約したのが火曜日。このタイムラグがいけなかった。自己判断でメニエールかと思ったが、メニエールには耳鳴りはなく、逆に横になっていても目が回る感がある・・・と経験者に電話で聞いてみた。
激しいめまいとふらつき感は一週間ほどで回復しましたが、難聴と耳鳴り、それとかすかな衝撃音（たとえば、箸がテーブルから床に落ちただけ）が内耳で反響し、これがかなりきついんです。
医学用語ではリクルートメント現象（聴力補充現象）というそうです。
リクルート（ricruit)という言葉を初めて聞いたのは大学生のころ。アルバイトニュースの後発で「フロムA」という求人雑誌にお世話になったころですが、その後、政治家への不正融資が発覚しリクルート事件として一躍有名企業になりました。現在ではリクルートファッションなどと呼ばれていますが、本来の意味は「人材採用」「人材開発」「新入会員」ですが、「補充」という意味もあったんですね。あまり嬉しくないけど勉強になりました。
いつか、少数派日記に東京の「蝉」が減ったなどと書きましたが、今後、僕が生きている間中ずっと、寝てるとき以外は僕の耳にセミが留まった状態です。もう睡眠薬なしでは眠れなくなりました。
耳鳴りがして、めまいがして、吐き気がしたら、速攻で病院です。すぐ行けば間に合います。そのために書きました。
さあ、これで僕も小渕健太郎、中嶋美嘉、絢香たちの仲間入り、治療のため半年間歌手活動休業宣言しなければなりません。