860 神戸製鋼
本日1/7、14時から全国高校ラグビー選手権の決勝戦が、近鉄花園ラグビー場で開催される、3連覇を狙う東福岡と東海大仰星(大阪)の対決だ。この大会のオフィシャルスポンサーが神戸製鋼だ。
昨年も思ったのだが、放映される神戸製鋼のCMが抜群に面白い。昨年は「浪花のおばちゃん」編だったが、今年は「インドの路上」編と「上海のカフェ」編だ。関西ローカルだろうか、高校ラグビー以外では見かけないが、見たいと思うごく稀なCMなので、読者のみなさんには是非、ネットか何かで見てもらいたい。特に「浪花のおばちゃん」編は何パターンかあって爆笑ものだ。
さて、そんな気合の入った神戸製鋼だが、昨夜のニュースで138億円の赤字を計上した・・・と。CMの勢いとぜんぜんちゃうじゃん、と思っていると本業ではなく保有している新日鉄株の下落が直接の原因だそうだ。138億円って想像もつかないけど、それでも企業はやっていけるんだ。要するに銀行が得意の肩代わりってやつかな、とか、あまり詳しい情報がないのでよくわからないが、関連情報を追うと、同じ理由で住友金属797億円、新日鉄846億円の損失だと・・・。
僕らが子供のころ、鉄は国力と言われ、国家の繁栄の証しと言われていたけど、これも国敗れて山河あり・・・という状況なのか?
現世界は金の保有が国力で、地球上の金の保有は中国とインドが全体の51%を占めているのだと、ガイアの夜明けで報道された。日本は売りに出して保有率は年々減少しているとのこと。兵どもの夢のあと・・・ということか?
2001におきた911のWTCのがれきの鉄はすべて上海に渡り、そこで新しいビルに生まれ変わったそうだ。資源は敵味方、愛憎関係なく地球を巡(リサイクル)る。金も鉄も銅も銀も原油もガスも元は地球のもの、誰のものでもないのにおかしな話だ。
人間の臓器売買がダメで、地球の臓器売買が許される合理的理由をどなたか説明してくれ・・・。と飛躍するのは、やはり少数派だけなのか?